Stevie Nicks、インタビューで Tomを語る
Stevie Nicks が『Live in Concert: 24 Karat Gold』の発売(および期間限定の動画配信)にあわせて National Public Radio(NPR)と Variety 誌のインタビューを受けました。同アルバムには Tomとのデュエット曲”Stop Draggin’ My Heart Around”と初ソロアルバムに収録するために TP&HB がバックを務めて録音されたものの共演ヴァージョンは未発表に終わった“Starshine”が収録されています。
「コンサートの当時、Tom はまだ健在でしたね」という問いに対して、Stevie はそれぞれ次のように答えています。
NPR:「そう、そう。今でも彼のことはステージの上で(曲間に)話すの。彼が死んでしまったことになってほしくないから、彼が死んでいないかのように話すのよ。まだ、彼がそばにいて、電話で彼に話すかのように語るの。彼が亡くなる前にこのショウを録音できて良かったわ。もし彼が亡くなっていたら(ショウで)話すこと全てが絶対に変わっていたでしょうから。それは悲しい心の痛みになっていたでしょう。(そうなる前の)あの頃は全てが楽しかったんです。」
Variety:「初めて映像を家で観ていたとき、自宅の大画面テレビの前でディレクターズ・チェアに座っていました。「このショウのとき Tomはまだ生きていたのだな」と突然気づいたんです。それで、そこに1分間座って黙祷しなきゃと思いました。彼についての話し方は… 私が Princeについて話すのと同じようにしているんです。まるで Princeが亡くなっていないかのように。(中略)まるで彼がペイズリー・パーク(邸宅)にいるかのように、二人で話して楽しんでいるかのように語るんです。観客を落ち込ませたくないし、楽しんでほしいですから。観客には Tomと Prince の物語を楽しんでほしいのです。心弾むようにしたいんです。」
(注:同作では Princeとの関わりについても語っている。)
[S]
アメリカ大統領選関連*4題
1)11月7日夜(現地時間)、バイデン大統領候補とハリス副大統領候補の勝利演説で”I Won’t Back Down”がBGMとして使われました。バイデン氏の演説後、ハリス夫妻が再登壇してバイデン夫婦と合流したところで掛かります(動画の55分13秒あたり)。
TP&HBの公式 SNSでも次のように伝えました。「アメリカにとってとても大切な夜に Tomを加えてくれたことに本当に感動しました。ジョー・バイデンとカマラ・ハリス、おめでとうございます。」
2)11月6日、Washington Post 紙サイトは<The Week in One Song(1曲で表すこの1週間)>として TP&HB の”The Waiting”を取り上げました。「Count Every Vote」のプラカードを持ったデモ隊の写真、”The Waiting”のプロモーション・ビデオ”とともに「選挙後、アメリカは結果を待っている」という簡潔な一文で記事を締めていました。
3)11月3日(選挙当日)、American Songwriter サイトが<Thirteen Songs To Calm Our Anxious Souls on Election Night in America, 2020(選挙日の不安を落ち着かせるための13曲)>を各曲の動画とともに掲載しました。その中にTP&HBの”Something Good Coming”が選ばれました。他には The Beatles “Within You Without You”、John Lennon “(Just Like) Starting Over”、Bob Marley “Redemption Song”、Peter Gabriel (featuring Kate Bush) “Don’t Give Up”などが含まれていました。
4)同日、LifeHacker サイトも<17 Soothing Videos to Watch If You’re Feeling Panicky for Some Reason(何らかの理由でパニックになっているときに観るべき癒やしビデオ17編)>を公開しています。この中で TP&HB “Refugee”のプロモーション・ビデオが「表情豊かな人を見ると気を取られる」ことを理由に選出されています。なお、このランキングは音楽にだけ限らず、(ニューヨーク・タイムズの同趣旨の記事でも取り上げられた)那須どうぶつ王国で撮影されたカピバラの入浴動画も取り上げられていました。
[S]