Related News 2015

Dec-2015

Jeff Lynne インタビュー

まさかの新作『Alone in the Universe』を発表した Jeff Lynne’s ELO。今回のカムバックは、2014年9月14日ロンドンのハイド・パークでのコンサートが大きな引き金となっています。 当日は Traveling Wilburysの”Handle With Care”が披露され、その映像は Blu-ray/DVD作品「ライヴ・イン・ハイド・パーク 2014」で観ることができます。新作のプロモーションで精力的にインタビューに答えて いますが、その中で彼は80年後半の話題をたびたび取り上げています。

Billboard誌のインタビューでは『Full Moon Fever』の制作に至るエピソードを語っています。1986年にELOを解散してプロデューサーになろうと計画していま したか?の質問に「具体的にしてはいなかったけど、運命のいたずらだろうかGeorge Harrisonが連絡してくれて、アルバム『Cloud Nine』をプロデュースしてほしいと言ってきたんだ。Tom Petty がそのアルバムを聞いて、ロサンゼルスの街角で僕を呼び止めて、「Jeff、一緒に曲を書くのはどう?」と言ってきたんだ。それで僕は自分が良い共同制作者だということに気が付いたよ。そんなことは想像していなかった。そしてもちろん『Full Moon Fever』はとても大きなヒットとなったよ。僕が作ったアルバムの中でも、今でも一番好きなアルバムだよ。」

雑誌 Rolling Stoneのサイトに掲載された記事の中では Traveling Wilburysの思い出を「それは夢のような時間だった。「もっとこれを早くやるべきだった」 と自分に思い聞かせていたよ。」と語っています。

雑誌 rockin’on 12月号のインタビュー(P.116~119)では質問者に「2001年の『ズーム』の時も僕はインタヴューをしましたが、その半年後にジョージ・ハリソンが亡くなりました。その時、どんなショックを受けましたか?」と尋ねられ「当然だけど、そのこととアルバムは全く関係ないよ。とはいえ、ひどいショックを受けたのは間違いない。それを言ったら、ロイ・オービソンが亡くなった時(88年)のショックもひどかった。ちょうどトラヴェリング・ウィルベリーズの 頃だったからね。ジョージの時ももちろん、とても悲しかったし、打ちのめされたけど、時が経てばいつかは悲しみから立ち直っていくものなんだ」」と故人へ の想いを語っていました。

そして、今回のカムバックについては、音楽サイト The Quietus のインタビューで、TP の発言を引用して答えています。「あなたの音楽には、敬意が払われるべきなの に払われませんでした。それは今回のカムバックの動機の一つになっていますか?」との質問に「ああ、それは何人かに言われたね。それに関しては Tom Pettyが一番 うまく例えていたよ、「ヒットが多すぎるんだよ」ってね!ヒット・シングルが多くて、それを人々は好まなかったんだ。(後略)Tomはそう思っていて、僕もその 考えに賛成しつつあるんだ。」

Shigeyan

Don Henley 観客を追い出した理由

11月7日にデトロイトで行われた Don Henley のソロ・コンサートで、観客の1人が Don Felder の名前を連呼したために強制退場になりました。様々なサイトで報じられていたのでご存知の方も多いでしょう。 Don Felder は Eagles を解雇されて以降、Henley やバンドと長年の法的闘争を続けています。問題が起きたライヴのメンバー紹介で現在の Eagles で Don Felder の後任でもあるギタリストの Steuart Smith が紹介された際、前列にいた客が Felder の名を連呼しました。Henley は止めるように求めたものの、その観客は「Don Felder は Tom Petty にギターの弾き方を教えたんだ」と発言したため、Henley は「分かった。それま でだ。ここを出ていってほしい」と告げ、警備員を呼びその客を退場させました。

iHeart Radioのサイトによると、彼のこの決断に対して、観客は声援を送り、Henley はそれに対して次のように答えたそうです。「ここ、Glenn (Frey) の 故郷で、彼が私にやってほしかったであろうことを実行したんだ」「前の日が Glenn の誕生日だから、彼へのプレゼントだ」「あの客にはチケット代の全額 返還と報い(karma)を約束するよ」。念のためですが、TPと Don Felder はフロリダ州ゲインズヴィル時代からの付き合いで、同じく元 Eagles の一員だった Bernie Leadon は Mudcrutch の結成メンバーの Tom Leadon の実兄です。

Shigeyan

カヴァー * 2題

1) 俳優の Kiefer Sutherlandが10月24日にカリフォルニアのライヴハウス <M15>で行ったライヴで TP の“Honey Bee”をカヴァーした時の映像が YouTubeにアップされています。ギターを弾くというのは知っていましたが、 バンド活動までしていたのですね。

2) Lady Antebellumのヴォーカル Charles Kelleyが初ソロアルバムでTP&HBの”Southern Accents”のカヴァーを収録する予定であるという情報は以前お伝えしましたが、彼がライヴで同曲を歌った映像が YouTubeにありました。アルバムは未発売ですが先行シングルの”The Driver”は売上げ・評判ともに好調で、先日 発表された今年度のグラミー賞のベスト・カントリー デュオ/グループ部門にノミネートされ、彼のアルバムへの期待がさらに高まっているところです。

TOSHI

Roger McGuinn の日本公演終了

Roger McGuinn の実に22年ぶりとなる日本公演が 11月25、26日:東京、30日:大阪の合計3回行われました。3日間とも TP&HB関連の3曲”American Girl” “King of The Hill” “So You Want To Be A Rock ‘n’ Roll Star”を彼らとのエピソードを 交えた曲紹介の後に演奏し、会場に集まった熱心なファンを喜ばせていました。

TOSHI

Scott Weiland (1967-2015)

12月3日、ヴォーカリスト Scott Weiland(元 Stone Temple Pilots [以下STP]、Velvet Revolver)がツアー中のバスで亡くなったことは音楽業界に大きなショックをもたらしました。 このニュースをなぜこの場で?と思う方もいらっしゃると思いますが、実は Steve Ferrone と STPには深い縁があります。2003年、STPはScottの素行問題などで解散(のちに再結成)しました。STP解散後、メンバーの Dean DeLeo (g)、Robert DeLeo (b)兄弟が2004年8月のJoe Walsh のツアーに同行しましたが、その時のドラマーがSteveでした。2人の腕を買った Steveは 自宅スタジオに彼らを招きレコーディング。さらには、2005年の Sabian社(Steveが契約するシンバル会社)主催コンサートのために彼らを誘いました。 譜面の読み方を知らなかった彼らのために入念なリハーサルを3か月間続けた結果、計3回のコンサートは大成功となり、その音源は、ソロアルバム『Steve Ferrone’s Farm Fur. More Head』(2006年)として発表されました。 STP ナンバーの”Interstate Love Song”、”Sour Girl”も演奏されましたが、今となっては悲哀感を伴って聴こえます。ご冥福をお祈り致します。

Shigeyan


Nov-2015

Rick Rubin が表彰

『Wildflowers』などのプロデューサーを務めた Rick Rubin が2016年2月11日に表彰されることに決まりました。この表彰はグラミー週間に同賞の運営組織である<NARAS>の付属部門<Producers & Engineers Wing>主催のパーティー内で 行われるもので今回で9回目を迎えます。過去には T Bone Burnett、Tom Dowd、Jimmy Iovine、Ahmet and Nesuhi Ertegun、Quincy Jones、Arif Mardin、Nile Rodgers、Al Schmitt、Jerry Wexlerなど錚々たるメンバーが選ばれている名誉ある賞です。パーティーでは毎回華やかなショーが行われています。今回はどのような演出がなされるでしょうか。 TOSHI

投票で準優勝

Guitar World 誌と楽器量販店の Sweetwater 社が共催して計32バンドがトーナメント形式で勝ち上がる投票企画<The Best American Rock Band Ever>を行いました。 セミファイナルで Metallicaに勝ったTP&HBと Lynyrd Skynrdに勝ったBon Joviがファイナルに進出。TP&HBは惜しくも準優勝となりました。Bo Joviの人気は根強いものがありますね。

Shigeyan

非正規盤情報

ドイツのAmazonで 11月23日に『Paradise, Boston MA Jul 16, 1978』という作品が発売されるとのこと。これはボストンの Paradise Theater 公演の音源で、今までにも海賊盤として数々のタイトルで発売されていました。 この時期は2ndアルバム『You’re Gonna Get It!』発売&2度目の英国公演直後でバンドが勢いづいている時期なので若々しい演奏が聞けます。

TOSHI


Oct-2015

Don Henley 新作

Stan Lynchが共同プロデュースを務め、11曲を共作した Don Henleyの15年ぶり5枚目のソロアルバム『Cass County』が発売されました。本国では売上も好調で Billboard Top 200 Albums チャート(10月17日付)では初登場3位、Top Album Salesではなんと1位を記録。 これは彼のソロアルバムの中で最高位とのこと。評論家の評価も高く「American Songwriter」誌では「間違いなくドン・ヘンリー最上のソロアルバム」と紹介されています。日本盤は4曲のボーナストラックを収録した全16曲。 ユニバーサルミュージック合同会社から発売中です。TOSHI

TP&HB の影響&功績の話題

1) アイルランド出身でボストンを拠点として活動しているシンガー・ソングライター John Doyle。Amo というプロジェクト名で『East to West and Back Again』(2004年)を発表しています。 彼は最近のインタビューで影響を受けたアーティストとして Tom Petty、U2、Bruce Springsteen、Billy Joel、Counting Crows、Crowded House を挙げていました。

2) The Strokesのギタリストでソロ・アーティストとしても活動する Albert Hammond Jr。父親は “It Never Rains in Southern California”(邦題「カリフォルニアの青い空」)で有名な Albert Hammondです。 彼が作曲で影響を受けた5人のギタリストについて語っていますが、George Harrison、Elliot Easton (The Cars)、Lou Reed、John Lennonと共に Mike Campbell が挙げられています。 なお、The Strokes の出世作 “Last Nite” は “American Girl”がモチーフになっていることを彼らも、そして TP自身も認めています。

3) 10月16日に新作『Fading Frontier』を発表する DeerhunterのリーダーBradford Cox がバンドのサイトに今回のアルバムを作るにあたって影響を受けたものを手書きにした<Fading Frontier Concept Map>を掲載していますが、その中に TP の名前がありました(右上の丸の中の下から2段目)。 ここにある人物や物の名前にはリンクが張られていて YouTube 等のサイトに飛ぶようになっています。TP のリンク先は YouTube 公式チャンネルの”Learning To Fly”でした。

4) Alanis Morissetteの(世界)デビュー作『Jagged Little Pill』がリリースされてから20年が経ちます。20周年記念盤の発売にあたりプロデューサー Glen Ballard がアルバム誕生の経緯を語っていて、その中で制作の途中でアルバムに参加した Benmontに言及しています。「音源は基本的にデモだった。 <中略> Guy Oseary(レーベル担当者)と Alanisはそのままの方が感情を表していると思ったから、僕らはそんなに手を加えなかった。<中略> Dave NavarroとFlea、Joel Shearerの演奏を加え、それから Benmont Tench をつかまえて全てに演奏してもらった。それだけだ。それ以外は殆ど僕が演奏しているだけのもので、それが結果的には良かったんだ。」インタビューはとても長いですが、この作品を聴いたことのある人にはとても読み応えのある内容だと思います。

5) 再結成してライヴ活動を続けているイギリスのグループ The Zombies、今年の来日公演も好評でした。彼らが1965年にシングルB面として発表しながら、これまで一度もライヴで演奏しなかった”I Want You Back Again”をオリジナルよりもスローでブルージーなヴァージョンで演奏するようになった動機を明かしています。リーダーの Rod Argentによると「Tom Pettyがあのヴァージョンをライヴアルバムでやっていて、それが気に入ったんだ」とのこと。発言は3枚目の写真の下のブロックにあります。TPはThe Zombiesの大ファンで彼らのボックスセットの序文も書いています。

Shigeyan

“Southern Accents” カヴァー

大規模なツアーを終えたばかりの Lady Antebellum。メンバーの Charles Kelley が9月30日に出演したナッシュヴィルでのショウでソロアルバム発売の計画があることを発表しました。その中にStevie Nicksがコーラスで参加した “Southern Accents”が含まれているそうです。Lady Antebellum は過去にもライヴで “I Won’t Back Down”や”Free Fallin'” を演奏していましたし、2010年には “Learning To Fly” のカヴァーを発売したこともあります。どのような仕上がりになったのか楽しみです。

TOSHI

Foo Fighters と “Stop Draggin’ My Heart Around”

1) Foo Fighters が9月21日にロサンゼルスの Forumで行ったライヴの特別ゲストとして Haimと Stevie Nicksがステージに登場、“Stop Draggin’ My Heart Around”を演奏しました。Haimとヴォーカルを分け合うのかと思いま したが、彼女たちはサポートに徹し、Stevieが貫禄たっぷりの歌声を聞かせてくれました。

2) 10月4日のアトランタ公演では新作『Picking Up the Pieces』を発表したばかりの Jewelが登場。彼女はここ数回の Foo Fightersのライヴで有名曲のカヴァーを共演してきましたが、この日は“Stop Draggin’ My Heart Around”を歌い観客を沸かせていました。

Shigeyan

Sam Smith 関連 * 2題

1) 出世作 “Stay With Me”が “I Won’t Back Down”との類似性を指摘され、法的権利が円満に解決された Sam Smith。 その経緯について雑誌「GQ」2015年9月号に掲載された10ページにわたる特集の中で改めて語っています。「2人(James NapierとWilliam Phillips)と一緒に書いた曲だから、僕にとっては 絶対公平な話ではないよ。1人が美しいコードを作って、僕がそれを歌って、一夜限りの恋について書いたんだ。」「僕は23歳だ。Tom Pettyの曲は僕が生まれる前にできたし、誰も知らないことだけど、僕はその曲を聴いたことがないんだ。 僕は聴くことを拒んでいるし、今でも聴いてはいないんだ。」発言は289ページに掲載されています。

2) 和田アキ子が 11月18日に発売する新作『Wadasoul』で “Stay With Me”をカヴァーしています。公式サイトでそのさわりの動画を見ることができます。

Shigeyan

TP&HB @ infographics

インフォグラフィックを使い様々なデータを視覚化することが増えていますが、そのミュージシャン版ともいえる、ミュージシャン同士の関連性を視覚化したサイト<Disco/graph>が話題になっているようです。 その中にTP&HB もありましたのでご紹介しておきます。このサイト、言葉で説明するより実際に目で確かめて頂いた方がわかりやすいと思います。現状では有益な情報は得られませんが、マウスで線を引っ張ると動いたり変形したりと何とも不思議なサイトです。

Shigeyan

氷上で “Free Fallin'”を弾き語り

アメリカのアイスホッケーのプロリーグで活躍し、現在はチェコのチームに所属する Ryan Hollweg。彼が試合後、氷上で”Free Fallin'”を弾き語り した映像が投稿されて話題になっています。正直、歌もギターもご愛嬌レベルですが、ファンからは大声援で迎えられました。

Shigeyan


Sep-2015

Jeff Lynne の映像作品が発売に

『ライヴ・イン・ハイド・パーク 2014+ミスター・ブルー・スカイ-ザ・ストーリー・オブ・ジェフ・リン&ELO/ジェフ・リンズ ELO』(DVD/Blu-ray)が発売されました。 これには2014年にハイドパークで開催された BBC 主催のイベントでのライヴと2012年にこれもBBCが制作したドキュメンタリー『ミスター・ブルー・スカイ ザ・ストーリー・オブ・ジェフ・リン&ELO』が収録されています。ドキュメンタリーにはTPも出演しコメントを述べています。

TOSHI

影響を語るミュージシャンたち * 2題

1) アメリカのインディース系で活躍しているユニット Twin Shadow の中心人物である George Lewis Jr.が最近のインタビューで TP&HB の”American Girl”について語っています。彼は”American Girl”と故 Michael Jacksonの”Man in the Mirror”を例として挙げ、 「こういった曲には壮大さ、叙事的、映画的な感覚があるんだ」と述べ、そういう作曲をしたいと語っています。

2) 黒人音楽に影響を受け、華奢な外見とは裏腹のヴォーカルを聞かせ、自身で曲も作る ZZ Ward が Billboard Hot 100 Fest に出演した際のインタビュー映像の中で影響を受けたギタリストとして TPの名前をあげていました。

Shigeyan / TOSHI

映画「Ricki and the Flash」 サントラ発売

アメリカで8月7日から公開された映画「Ricki and the Flash」のサントラ盤が発売になりました。 冒頭で演奏された TP&HB のカヴァー”American Girl”も収録されています。この映画、評論家の受けは今ひとつでしたが、全世界での興行収入は約36億円を突破しました。機会があったら是非見てみたいと思いますが、日本での公開は残念ながら未定です。

TOSHI

Matthew Sweet & Susanna Hoffs のカヴァー集

シンガー・ソングライター Matthew Sweet と元Banglesの Susanna Hoffsの2人が過去の名曲をカヴァーしたアルバム『Under the Covers』。2006年のvol.1から現在までに3枚が制作されましたが、それらをまとめたボックス・セット『Complete Under the Covers』がリリースされることになりました。 彼らは vol.2で”Here Comes My Girl”、vol.3では”Free Fallin'”をカヴァーしています。2人の組み合わせは原曲への愛と息の合ったハーモニーが話題になり、来日公演も行われました。アルバムにはその当時の音楽を好きだからこう仕上げたという名カヴァーが揃っています。今回発売のボックスは全60曲(CD-4枚組/LP-6枚組)で48ページのブックレットが付属しています。

TOSHI

『Mojo』のジャケットを元にした写真集

『Mojo』のアルバム・ジャケットおよびドキュメンタリーを撮影した Sam Jones が写真集「Some Where Else」(Beware Doll Press、9月29日発売予定)を発売します。この写真集は『Mojo』の撮影がインスピレーションになったとのことで、 ミュージシャン/プロデューサー Blake Mills とのコラボレーション作となっています。TOSHI


Aug-2015

Stan Lynch が使ったドラムセット

Stan Lynch が TP&HB 時代の1984年~1986年に使用したドラムセットが売りに出されています。実物の映像が YouTube にアップされていますが、バスドラムのヘッドの裏側が映った時に<Live Aid><Pack Up The Plantation>の文字が見えます。 説明では、これらのライヴ時に使われたドラムセットだとのことです。価格は9,995ドル。1ドル124円で換算すると約123万円。詳しくは映像の解説にあるサイトをご覧ください。TOSHI

Ricki and the Flash

5月号でお伝えした Meryl Streep主演の映画「Ricki and the Flash」がアメリカで8月7日から公開されました。 情報どおり、TP&HBの”Ameeican Girl”を Streep演じる Rickiが歌っています。しかもいきなり映画の冒頭で。歌い終わると「これは Tom Pettyの曲」というコメント(台詞)も。 Streepの歌はなかなかのもので感心しました。映画は Ricki とそのバンド Flashの演奏シーンが満載で、それ以外にもいろいろな曲が流れます。どんな曲が使われたかはこちらのサイトで確認できます。

カヴァー曲 * 2題

1) アメリカ出身の26歳のシンガー・ソングライター Elle Kingが”American Girl”のカヴァーを発表しました。 これは Reese Witherspoon が出演し2015年5月に公開された映画『Hot Pursuit』(邦題:『キューティ・コップ』)のサウンドトラックのために録音されたもので、アメリカの iTunes Store ではシングルとして発売されています。 肝心の出来栄えですが、歌声はカントリー風のこぶしが聞いた、力がこもったものです。バックの演奏は原曲にほぼ忠実です。Entertainment Times のサイトで全編を試聴可能。なお、彼女の父親はコメディ番組『Saturday Night Live』で活躍したコメディアンで俳優の Rob Schneiderです。

2) カリフォルニア出身の3人組のバンド Pop ETC が“I Won’t Back Down”のカヴァーをSOUNDCLOUD で公開しています。音楽サイト<Stereogum>によるとギターとコーラスのみで録音されたとのことで、ギター・ソロの前で終わる短いものですが、シンプルならではの味わいがある演奏です。 彼らは2008年にデビュー。当時は The Morning Benders と名乗っていました。中心人物の Chris Chu は幼少期に日本に住んだこともある日本贔屓で、木村カエラのプロデュースを行うほか、公式サイトにも日本語ページがあります。

Shigeyan

“The Waiting”がギター・エフェクターのサンプル動画に

我ながら細かすぎるネタですが、ギターのエフェクターの試奏動画で”The Waiting”が使われていましたので報告します。 Electro-Harmonix社の POG 2 という製品で、原音の上下2オクターブまでの音を合成できます。1オクターブ上を加えた音の例として、1分14秒辺りから”The Waiting”が弾かれていて、なかなか良い味を出しています。 なお、他にも有名曲が多々弾かれていますので、ご興味のある方は他の部分もご覧ください。

Shigeyan


Jul-2015

Stan Lynch と Don Henley のコラボレーション

Don Henley の15年ぶりのソロアルバム『Cass County』が今年の秋に発売されますが、作品の共同プロデューサーを務め共作もした Stan Lynchとの仕事に関して語っているサイトの記事がありましたのでご紹介します。2000年に発売された前作『Inside Job』では13曲のうち実に9曲を共作してた2人。今回も一緒に何曲か書いているようです。
新譜は<カントリーアルバム>ということで Miranda Lambert、Martina McBride、Trisha Yearwood、Dolly Parton、Merle Haggard、Lucinda Williams、Vince Gillなどカントリーの本場ナッシュビルの中堅・ベテランミュージシャンが数多く参加しています。 また、それだけでなく Mick Jagger も加わっているとのことで発売前からかなり話題になっています。ちなみにアルバムのタイトルになっている<Cass County>は彼が育った街<Linden>があるテキサス州の郡のことです。TOSHI

Jeff Lynne のドキュメンタリー

Jeff Lynne が2014年9月14日にロンドンのハイドパークで行った公演が発売されます。 タイトルは『ライヴ・イン・ハイド・パーク 2014+ミスター・ブルー・スカイ-ザ・ストーリー・オブ・ジェフ・リン&ELO』。この中に収録されているドキュメンタリーに TPが出演しています。作品の題名は<ミスター・ブルー・スカイ-ザ・ストーリー・オブ・ジェフ・リン&ELO>ですが、2012年に同じ名前の1時間番組がBBCによって製作・放送され販売もされました。 調べてみると今回発売される映像は約80分らしいので20分ほど長くなっています。これは新しく編集しなおしたのか、それとも全くの別作品になっているのか? 発売が待たれます。

海外では9月11日発売で DVD/Blu-ray/Digital の3フォーマットが選べますが、それよりも早い8月26日(水)発売の日本盤はBlu-rayのみが告知されています。TOSHI

Phil Jones を覚えていますか?

雑誌「Rolling Stone」のサイトに<70年代に本誌が愛し、アナタが聞いたことのないアルバム20>という変わったタイトルの記事が掲載されましたが、 その中になんと Phil Jones が参加していた Crabby Appleton が選出されていたのです。驚いたり喜んだりしているのは私だけでしょうか(苦笑)。もう少しお付き合いをお願いします。 Phil Jones は Crabby Appleton解散後に様々な活動をしましたが、80年代初めからTP&HBの初代ドラマー Stan Lynchのドラムテクになり、時にはパーカッションでライヴやレコーディングに参加しました。その姿は各種映像にも残されています。 TPの初ソロアルバム『Full Moon Fever』では”Free Fallin'” “Runnin’ Down A Dream” “I Won’t Back Down” などでドラムも叩いています。1994年の『Wildflowers』を最後にTP&HB関連のスタジオ作には参加しなくなりました。 それ以降は徐々に表舞台から姿を消していき最近は目立った音楽活動をしていないようですが、TP&HBを陰から支えた彼の軌跡がこうして取り上げられるのは嬉しいかぎりです。TOSHI

“I Won’t Back Down” カヴァー * 2題

1) ルイジアナ州出身のカントリー・シンガー Sammy Kershawの新作は、その名も『I Won’t Back Down』で6曲目に同曲のカヴァーが収録されています。 Billboard誌のインタビューによると「スタジオにエンジニアといた時にカヴァー曲を何にするかと会話をしていたら”I Won’t Back Down”がラジオでかかったんだ。2人とも「この曲は昔から好きだった」という話になって、その場で録音することになった」と録音を即決したと語っています。 一方で「その言葉自体が僕に合うんだ。だからアルバムもそう名付けたんだ」と歌詞のメッセージ性に惹かれたことも述べています。アルバムは6月9日に Goldenlane Records から発売されています。

2) 2号に亘ってお伝えしてきたアメリカの History Channelで放送された歴史ドラマ<Texas Rising>の話題です。プロモーションビデオが作成され、サントラにまで収録された Kris Kristofferson が歌う”I Won’t Back Down”は本編では使われていませんでした(全5話を2回ずつ見て確認しました)。ビデオまで作って宣伝していたにも関わらず使われなかったのは不思議です。 もしかするとシーズン2が製作されて、そちらで使われるのでしょうか。何か続報がわかりましたらお伝えします。

TOSHI

トリビュート・バンド * 2題

1) アラバマ州バーミンガムを拠点にするTP&HBのトリビュート・バンド、その名も Wildflowers を発見しました。南部を中心にコンサートを行っていて、 最近では6月20日オハイオ州マシロンでショウを行いました。オフィシャル・サイトでは音源・動画が見られる他、Facebookページではたくさんの画像も見ることができます。

2) 2つめは Pettycash。これまたベタな名前ですが… TP&HBとJohnny Cashを演奏するトリビュート・バンドです。ミズーリ州セントルイスを拠点とし、 最近結成5周年を迎えたそうです。公式サイトでは過去の演奏曲一覧が掲載されていますが、なかなか興味深い選曲となっています。今後は7、8月にイリノイ州でのショウが予定されています。

Shigeyan

今月の非正規盤情報

『Transmission Impossible』という3枚組CDが 8月7日に発売とのこと。詳しい情報はわかりませんが、公開されているジャケットに「70年代のFMラジオ音源」と書かれていますので複数の公演を収めたものだと思わいます。 ジャケットに使われている写真はなぜか『Wildflowers』録音時期の物。中身との整合性を無視しあえて『Wildflowers – All The Rest』が話題になっている今のトレンドを意識した選択なのでしょうね。TOSHI


Jun-2015

TP&HB 関連曲カヴァー * 2題

1) 前月もお伝えしましたが、5月25日にアメリカのHistory Channelで放送された歴史ドラマ<Texas Rising>のサントラが5月18日に発売されました。その中に番組に出演している Kris Kristfferson がカヴァーした “I Won’t Back Down”が収録されています。

2) 1985年に当時の南アフリカ政府が行っていたアパルトヘイトに反対するミュージシャンの集まりである<Artists United Against Apartheid>が発表したキャンペーンソングの”Sun City”の共同プロデューサーであった Arthur Bakerが新しいプロジェクト<Sandbar>を始動しアルバムをリリースすると発表しましたが、 その中にTPの”I Won’t Back Down”のカヴァーが含まれています。YouTubeに投稿されたプロモーションビデオで同曲を歌っているのは Bob Dylanや Mick Taylorとの共演経験もあるミュージシャン/ソングラーターのGregg Suttonです。アルバムの発売は秋頃とのこと。TOSHI

Fleetwood Mac、TP 助言でフェス出演を決断

Jimi Hendrix、The Whoなどの名演で有名なイギリスのワイト島フェスティバル。TP&HBも2012年に出演しています。今年(6月11~14日)は Fleetwood Macのヘッドライナー出演が発表されています。 London Eevning Standard サイトの記事によると、主催者曰く「Mac には7年越しで出演交渉を続けていたものの、彼らはずっと乗り気ではなかった」とのことです。 しかし、バンド(誰とは明記されていません)が Tom Petty と Kings of Leon (2011年出演)に相談したところ、フェスを楽しんだと聞かされ、出演を推されたことが今年の出演につながったそう。なお、他のヘッドライナーは Blur、The Black Keys、The Prodigy です。Shigeyan

Steve Lukather のギターを欲しがっている TP

Player誌最新号(2015年7月号、表紙はVan Halen)に Steve Lukather (TOTO)のギター・コレクションが掲載されています。 そのうち VOX の12弦ギター(VOX V270 Starstream XII)について面白い文章が載っています。「VOX好きのトム・ペティに譲って欲しいと言われているが、 そのつもりはないそうだ。」 このギター、海外の相場では$2,500(約30万円)程度で取り引きされていますが、Lukatherは $200で購入したそうです。

Shigeyan

ギャラ高すぎてライヴハウスに出演できず ?!

1970~80年代、ミネソタ州ミネアポリス市のライヴハウス The Longhorn(正式名称はJay’s Longhorn Bar)はパンク・ニューウェーヴ系が多数出演し地元の音楽シーンの牽引役でした。そのライヴハウスにギャラが高すぎたため、TP&HB が出演できなかったというエピソードが掲載されていました。 時は1978年、当時の地元のミュージシャンのギャラは $150~200、The Police や Blondieで $750でしたが、彼らは $1,500を提示したためライヴハウス側が出演を断わったそうです。なお、同クラブは1980年代に閉鎖されています。

Shigeyan

今月の非正規盤情報 * 4題

1) 『Breakdown:Radio Broadcast』というCDが6月19日に発売予定とのこと。ジャケットに<Gainesville, June 24, 1987>の文字がありますので、その情報を信じれば1987年にフロリフダ州ジャクソンヴィルで行われた彼らのライヴを収録したものと思われます。そうであれば過去に発売された有名な海賊盤『Hits On The Road~Live In Jacksonville (American Concert Series)』『Anyway You Want It』『Mary Jane’s Last Waltz (Disc-1)』と同一音源です。 ただし、今までは13曲収録でしたが、今回発売されるのは14曲収録(増えたのはカヴァー曲の”The Image of Me”)になっています。

2) 『Anything That’s Rock ‘n’ Roll:Fm Broadcast – New York November 29 1977』なるアルバムがCD/LP共に7月10日に発売とのこと。タイトルから察するに1977年11月29日に行われたニューヨーク州ロズリンのライヴハウス<My Father’s Place>でのライヴをラジオ局WLIR FMが放送した音源を使ったもので、過去『My Father’s Place』の名前で何度も海賊盤になっているものと同一だと思います。 ジャケットに使われているのは1977年7月2日のフランクフルト公演の写真で収録音源とは全く無関係のものです。

3) 昨年11月に発売の『The New York Shuffle』のアナログ盤が7月31日にリリースされるようです。こちらも前述の非正規盤『Anything That’s R&R~』と同じ音源を使用したものです。

4) TPのインタビューを収録した『Wild And Free:The Uncut Interview Sessions』というCDがアメリカ / ヨーロッパで8月14日に発売になるとのこと。以前にも同じようなテーマのCDが数種類発売されていますが、それらと同様でTP&HBの曲は収録されていないと思われます。

TOSHI

May-2015

Don Henley 新作アルバム

TP&HBの元ドラマー Stan Lynchと共に以前から制作中と言われていた Don Henleyのソロアルバムが今年の秋には発売されるとの記事がありました。ここ4~5年で17曲を録音したそうですが、まだアルバム完成には至っていないとのこと。 発売を楽しみに待ちたいと思います。

TOSHI

TP&HB 関連曲カヴァー

1) Meryl Streepが TP&HBの“American Girl”をカヴァーしました。これはアメリカ で8月7日から公開される映画<Ricki and the Flash>で使用されます。 この中で彼女が演じるのはカヴァーバンドのヴォーカル。娘たちを放りだして夢を追いかけていた彼女が落ちぶれ、やがて現実と直面していく姿を描いた内容とのこと。監督は Jonathan Demme。共演者として Rick Springfieldがバンドのギタリスト役で出演するようです。 公開された予告を見ましたが、バンドのドラムセットに描かれたロゴが<赤いバラに突き刺さるギター>というのに笑ってしまいました。どこかのバンドのものにソックリ なイメージです。機会があれば是非見てみたいです。

2) Kris Kristoffersonが“I Won’t Back Down”をカヴァーした映像が公開されました。 5月25日に History Channelで放送される歴史ドラマ<Texas Rising>に使われるとのこと。このドラマで彼は第7代アメリカ合衆国大統領 Andrew Jacksonを演じますが、人種差別主義者だった人物を Krisがどう表現するのか興味があります。しかし、レイシスト役を演じ、歌う曲が”I Won’t Back Down”というのには何となく違和感があります。

3) Roger McGuinnが最新ライヴで “American Girl”をカヴァーする映像がYouTubeにアップされました。2曲が収められていて、前半に”So You Want To Be A Rock ‘n’ Roll Star”、後半には”American Girl”を演奏。 曲の間には TPと初めて会った時のことを語っています。思い出話というより、会場から笑いを取るための<ネタ>になっていますが(苦笑)。Rogerの最近のセットリストを見ると、前述2曲の次に TPとの共作”King of The Hill”も演奏しています。7月に予定されている日本公演もこのままの流れで演って欲しいです。

TOSHI

Ringo Starr が語る Benmont

Ringo Starrのインタビュー記事の中で新作『Postcards From Paradise』における Benmontの貢献に対する言及がありました。RingoはBenmontに”Not Looking Back”で「Ferrante & Teicher(*)の様なピアノを弾いて欲しい」と依頼したところ、彼は即座に理解して演奏してくれたと語っています。「Ferrante & Teicher」で通じるのはスゴイですね。”Not Looking Back”を聞きましたが、あまり Ferrante & Teicher 的ではないような気がしました。でも良い感じのピアノが鳴っていたのは間違いありません。*) 50年代から活躍したピアノデュオ。派手な演奏やアレンジでクラシック、スタンダードナンバーから最新のヒット曲まで何でもカヴァーしました。

TOSHI

Percy Sledge との出会い

4月14日に亡くなった偉大な R&Bシンガー Percy Sledge。彼が2004年にアルバム『Shining Through the Rain』をレコーディング中に Sound City Studios でTP達に会った時の逸話を、その当時のプロデューサー Saul Davisが<LA Times>に語っていました。Saul Davisといえば TPがプロデューサーを務め、Heartbreakersのメンバーも参加した Del Shannon の傑作アルバム『Drop Down and Get Me』エグゼク ティブ・プロデューサーとして名前を連ねていた人物。旧知の間柄だったのでTP達を Percy Sledgeに紹介したのでしょうね。記事の中には、いかに Percy Sledgeという人が偉大な存在だったかというのが分かる彼の94年の『Blue Night』セッション時における Steve Cropper の発言も紹介されています。

TOSHI

Traveling Wilburys モデルがオークション

ギターメーカー Gretsch社の社長夫人 Dinah Gretschが、サウスカロライナのプレップ スクール<Thomas Heyward Academy>支援のオークションに Traveling Wilburysモデルのギターを出品しました。このギターは Geroge Harrisonが”Handle With Care” のプロモーションビデオで弾き、 “End Of The Line”のジャケットで抱えていた物とほぼ同じTW-300。あまり市場で見かけないタイプのギターです。紹介する記事の中で は1990年から5年間だけ Gretschが発売していたこのギターに関し、Georgeがどのようにデザインしたか等を出品者のDinahが語っています。

ちなみに、このモデルは5つのタイプ(TW-100/ TW-100T/ TW-200/ TW-300/ TW-500/ TW-600)がありました。日本ではその中の2種類(TW-100T/TW-300)が、当時の正規代理店である神田商会によって発売されました。TOSHI

American Idol で “American Girl”

4月15日放送のアメリカのオーディションTV番組「American Idol」で出場者の Nick Fradianiさん(29歳、コネチカット州在住)が “American Girl”を歌い、Keith Urban、Jennifer Lopez、Harry Connick Jr.という豪華絢爛な審査員たちに絶賛されています。リンクにある動画でその歌唱力が確認できます。

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今月の非正規盤情報

『Southern Accents in the Sunshine State』がダウンロード販売だけのリリースと先月お伝えしましたが、5月19日にCDも発売されることになりました。こちらは2枚組になるようです。

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Apr-2015

Johnny Cash のアルバムがボックスで再発

Johnny Cashが Rick Rubinの興したレーベル<American Recordings>から出したアルバムのアナログ盤6作をまとめた『American Recordings Vinyl Box Set』 が発売になりました。

この頃の Cashのアルバムと言えば、TP&HBが全面協力し、”Southern Accents”のカヴァーも収録された2枚目の『Unchained』(1996年)が 有名ですが、”I Won’t Back Down”のカヴァーが収められ、TP、Mike、Benmontが参加した3枚目『American III: Solitary Man』(2000年)も名作でした。 これ 以降の3枚も良質なアルバムが続きます。4枚目で生前最後の作品となってしまった『American IV: The Man Comes Around』(2002年)には MikeとBenmont、 続く『American V: A Hundred Highways』(2006年)には Benmont、そして最終作の『American VI: Ain’t No Grave』(2010年)には MikeとBenmontが参加しています。

今回のボックスは米Amazonで約150ドル、日Amazonでは約3万円とかなり高価なので値段的に購入が難しいかもしれませんが、CDであれば比較的安価ですからJohnny Cashに興味が湧いた方は聞いてみてください。

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Burton Cummings が Benmontを語る

“American Woman”(1970年)などのヒットで知られるカナダのバンド The Guess Who。メンバーチェンジを繰り返しながら現在まで活動を続けていますが、全盛期のリード・ヴォーカリスト兼キーボーディスト Burton Cummings はバンドと 距離を置きソロ活動に転じています。そんな彼が最近のインタビューでごく僅かですが、Benmontのことを語っています。「彼はとても才能のある人ですね。数々のミュージシャンと 彼が長年やってきたものは大好きだ。大ファンですよ。」

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今月の非正規盤情報 *3題

1) 『Southern Accents in the Sunshine State』というタイトルの音源が4月6日にダウンロードのみで発売されました。 全25曲でバラ売り可能。ジャケットの情報と収録曲から察するに、1993年11月4日にフロリダのゲインズヴィルで行われたライヴをFM放送用に録音した音源で過去に何度も海賊盤でリリースされたものと同一の物だと思います。この日の演奏から3曲(”Someting In The Air” “Drivin’ Down to Georgia” “Lost Without You”)が、2009年に発売された『The Live Antnology』のディスク1に収録されました。

2) 4月13日に『Dean E Smith Activity Center』でのライヴCDが発売されるという情報が日本のAmazonに掲載されました。これも過去何度も海賊盤として発売された <Strange Behavior Tour>最終日の1989年9月13日に行われたノースカロライナ州チャペルヒルにある同会場のライヴの音源だと思われます。

3) 『Fm Live』というアナログ盤が 5月11日に発売になります。収録曲等の詳細は全く不明ですが、同タイトルで Bob Dylan、Guns N’ Roses、Van Halen、Pearl Jam 等のアルバムも発売されるようです。

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Mar-2015

Tonight Show で “Stop Draggin’…”

米NBC系列のTV番組 Tonight Showで「男女デュエットの歴史」という企画が組まれ、司会者 Jimmy Fallonがシンガー Kelly Clarksonとともに歴代の名曲をメドレー形式で披露。 Sonny & Cher の”I Got You Babe”から始まるメドレーの中で”Stop Draggin’ My Heart Around”がごく僅かですが(2:08-2:20)歌われています。 なお、昨年4月の番組内では Fallon が Stevie Nicks 本人と“Stop Draggin’…”をデュエット。この動画、Jimmy をはじめとしたTP&HBのなりきりぶりも素晴らしいです。 個人的には Stan 役のドラマーが大好きです!

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Feb-2015

Stevie Nicks が語るTP&HB

1月16日に発売された雑誌「Rolling Stone」(1月29日号/issue1227)の表紙をStevie Nicksが飾りました。これは81年以来とのことなので実に31年ぶりの快挙。 7000字にも及ぶインタビューも掲載されていて、11ページ半(写真も含む)にわたり Stevieのこれまでが本人や関係者から赤裸々に語られています。内容にはFleetwood Mac での諸々や私生活の話題に交じって、TP&HBとの関係についても若干触れられています。このインタビューのダイジェストが同誌サイトにありました。

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フロリダのミュージシャン、Steve との出会いを語る

フロリダ州デスティン市のローカル・ミュージシャン Cheryl Jones。彼女は地元での活動を25年間続けていますが、思い出深いエピソードとして Steve とのセッションを挙げています。「ある日、Steve Ferroneが訪ねてくれました。 結婚式で私たちの演奏を聴いてくれ、もっと聴きたがってくれたんです。そして”Pick Up the Pieces”(Average White Bandの楽曲)を一緒に演奏しました。それは素晴らしい夜でした。」

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“Into The Great Wide Open” カヴァー(シタールあり)

Elephant Stoneというカナダのバンドが “Into The Great Wide Open”をカヴァー しています。彼らは 2009年に『The Seven Seas』でデビュー、フロントマンは Rishi Dhirというシタール奏者としても有名な人だそう。バンド名は Stone Roses の楽曲名からとったと思われますが、そのサウンドはインド音楽をふんだんに取り入れていて、同様のアプローチをとった Kula Shakerを連想させます。

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非正規盤情報

1987年にフロリダ州ジャクソンヴィルで行われたライヴのFM音源を勝手に商品化した『Live at The Coliseum』なるものが発売(全13曲収録)。 今まで様々なタイトルで流通していた海賊盤の音源で、リマスターを謳っていますが目新しさはありません。日本の大手サイトでの取り扱いは今の段階でAmazonでのMP3のみ。この手の怪しいブツを売るのが得意なHMVでは情報がありません。

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Jan-2015

Michael Carpenter、”The Waiting”をカヴァー

本国オーストラリアだけでなく、世界のパワーポップシーンを引っ張り続けて きた Michael Carpenterが、映像プロデューサー/監督の Jeremy Dylanが運営 するポッドキャスト番組「My Favorite Album」に昨年12月に出演し、 TP&HB の『Hard Promises』について熱く語っています。番組の最後には全部の楽器を Michaelが演奏し、コーラスにホストのJeremyが参加した “The Waiting” の カヴァーを披露しています。Michaelは過去にも “King’sHighway”や”The Best Of Everything”をカヴァーしていますが、いずれも最高の出来栄えでした。 今回のはドラムに若干難ありという感じもしますが、TP&HBに対する愛情が満ち溢 れた仕上がりになっています。番組は54分ですが、曲は50分から始まります。 ダウンロードも可能です。興味のある方は是非どうぞ。

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TP が歌詞に登場

Kid Rock が2月にリリース予定のアルバムからタイトル曲の”First Kiss“を発表、 この曲の歌詞にTPが登場します。サビの部分に使われているので繰り返し歌われ 耳に残ります。タイトルからも分かる通り、曲は切なく悲しい青春ソング (死語でしょうか?)。歌詞もヒネリの無い直球勝負。それをもうすぐ44歳になる彼が マジに歌うというギャップ。目が釘付けになってしまいました。デビュー当初のラッパー然とした姿と違い、近年はルーツロックやカントリーに敬意を払った 音楽を生み出し続けていますが、新作でこんなにストレートでポップな曲を出してくるとは思いませんでした。新たな一面が垣間見れたような気がします。

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