Nov-2020(Media)

TP&HB 関連のランキング * 2題

1)Rolling Stone 誌が<The 500 Greatest Albums of All Time>という特集で歴史に残る名盤500枚のランキングを発表しました。TP(&HB)は『Wildflowers』が214位、『Damn the Torpedoes』が231位、『Full Moon Fever』が298位にランクインしました。同特集は2003年にも実施されましたが、今回は時代の流れを反映し、アフリカ系アメリカ人と女性に重きを置いたものとなっています。そのため前回とランキング内容が激変し、1位 Marvin Gaye『What’s Going On』、2位 The Beach Boys『The Pet Sounds』、3位 Joni Mitchell『Blue』、4位 Stevie Wonder『Songs in the Key of Life』、5位 The Beatles『Abbey Road』という結果となっています。これを受けて、コメント欄は賛否両論…というより非難轟々となっています。


2) Ultimate Classic Rock サイトが<Our 25 Favorite Tom Petty Stories>と題して Tom の逸話25個を紹介しています。殆どの元ネタは Paul Zollo氏の著書から引用されたものです。

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Heartbreakers インタビュー*4題

1)Steve Ferrone へのインタビュー<Drummer Steve Ferrone on His Years With Tom Petty, George Harrison, Duran Duran, and More>が Rolling Stone 誌に掲載されました。幼少期からキャリア全般を振り返った長編インタビューです。Heartbreakers の将来について Mike と話したこと、バンドとしては Tomがやりたがることでない限り何かをする意欲が出ないこと、一方でファンからの期待を考えると何かしなくてはという葛藤を語っています。また、来年夏の The Dirty Knobs のツアーでドラムを務めることについても言及しています。


2)Benmont TenchAdria Petty(TP長女)、Ryan Ulyate(プロデューサー)のインタビューが Variety 誌に掲載されました。Benmont のインタビューでは今後の活動について次のように語っています。「Heartbreakersが集まって誰かのバックになるようなトリビュート・コンサートには関心がないんだ。(中略)何事にも扉を閉めるつもりはないけど… 誰かに出てきてもらって曲をやって「じゃあ」って送り出して、他の人を Heartbreakers に入れるってこと… Heartbreakers はそういうバンドじゃないんだ。」 その他には今冬に自身のソロアルバムを制作するプランなども語りました。


3)Mike Campbell が映画監督 Brian Koppelman のポッドキャスト「The Moment with Brian Koppelman」でインタビューに応じました。

このうち、Mike が作曲し、Don Henley に提供した”The Boys of Summer”についての逸話が Ultimate Classic Rock サイトに紹介されています。それによると、同曲を作曲後にデモ版を Tom と Jimmy Iovine(プロデューサー)に聞かせたものの反応が鈍く意気消沈していたところ、Jimmy が Don に聞かせるよう提案。Don の家で初対面した際は Don の表情は仏頂面だったが、後に「君の曲に人生最高の歌詞を書いた」と Donから電話がかかってきたのだそうです。

また、『Southern Accents』のレコーディング時に制作中だった”Don’t Come Around Here No More”を Tom と車の中で聴こうとしたところ、ラジオから”The Boys of Summer”が流れてきたため、Mike が慌ててラジオ局を変えたところ、変えた先でもその曲がかかっていたという話も紹介されています。


4)ポッドキャスト「Broken Record with Rick Rubin, Malcolm Gladwell, Bruce Headlam and Justin Richmond」に BenmontAdria Petty が出演しました。Adria は Rubin との対談となっています。 番組は YouTube でも視聴できます。

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