Jan-2022(Media)

レココレ誌特集に TP&HB のアルバムも選出

現在発売中のレコード・コレクターズ誌(2022年1月号)の巻頭特集は「ロック史に残る1991年をふり返る」。その中の<編集部が選んだ必聴の141枚>に『Into The Great Wide Open』と Howie Epstein がプロデュースしTPも参加した John Prine『The Missing Years』の名前がありました。この年は TP&HB が全面参加した Roger McGuinn『Back From Rio』もリリースされていますが、残念ながら選からは漏れています。TP&HB は赤尾美香さん、John Prine は萩原健太さんが紹介文を書いています。次号は今月15日発売なので、興味のある方は早めにお読みください。

[T] 2022-01-11

Steve、Charlie Watts の思い出を語る

少し前の記事(2021年9月3日)ですが、Pollstar サイトに8月24日に亡くなった Charlie Watts(The Rolling Stones)に関する Steve のインタビューが掲載されています。それによると、Steve が Charlie に初めて会ったのは1970年代、The Average White Band 在籍時に Mick と Charlie が観に来たときでした。そのときの Charlie の印象を「音楽学の歩く辞書」「いつもとても粋で礼儀正しい人だった」と語っています。なお、Steve、Charlie、Jim Keltner のスリーショット画像も掲載されています。

[S] 2022-01-11

John Hiatt 伝記で描かれた Howie

2021年に出版された John Hiatt の伝記「Have a Little Faith:The John Hiatt Story」の中に Howie Epstein に関する記述がありました。Howie は1979年の『Slug Line』プロモーションツアーから80年『Two Bit Monsters』のレコーディングまでの間、ちょうど John が全米で注目され始めた時期にバックバンドの一員として彼の活動を支えていました。

伝記では Howie が加入した経緯、機材満載の車を盗まれてしまった話、John の元を離れ参加した Del Shannon のバックバンド時代、そして Heartbreakers への加入、さらに John Prine や Carlene Carter のプロデューサーとしての活躍にも触れられていました。Hiatt は Howie のことをとても気に入っていたらしく、2003年に Howie に起こった悲劇の後に新聞社のインタビューを受け、愛情あるコメントを語っていました(これも同書に掲載)。

Howie は Village People のバックバンドの一員としてプロミュージシャン生活を始めたと言われていますが、不確かな情報が多く、70年代後半から80年代初めの活動の詳細は今イチ不明でした。同書の出版でその時期の確かなことが若干ですが判明したのはファンとして嬉しい限りです。

[T] 2022-01-11

ランキング * 4題

1)音楽誌 Spin のサイトで<The 35 Greatest Concerts Of The Last 35 Years >というランキングが公開されています。この中で TP&HB 関連の公演が3つ載っています。30位に TP&HB のコンサート(TP生前最後となった2017年9月25日 Hollywood Bowl 公演)、25位に初回の Farm Aid コンサート(1985年
9月22日 Memorial Stadium公演、Bob Dylanとの初共演)、21位に Bob Dylan 30周年コンサート(1992年10月16日、Madison Square Garden)が挙げられています。この記事は2020年11月に公開されたもので少々古いのですが、パンデミックの影響で以降のコンサートは限られていますので、ランキングへの影響は少ないと思います。


2)Ultimate Classic Rock サイトで<15 Rock Songs About the Coronavirus, Lockdowns and Masks>というランキングが公開され、Mike Campbell の”Lockdown”が選ばれました。Queen+Adam Lambert や Weezer のように医療従事者への感謝を歌ったものが取り上げられた一方、Van Morrison や Eric Clapton など反ワクチン的な活動で物議を醸し出しているアーティストたちもランクインしていました。


3)再び Ultimate Classic Rock サイトですが、<Top 40 Singer-Songwriter Albums>というランキングが公開されました。TP は『Wildflowers』で11位にランクインしています。1位は Joni Mitchell『Blue』、2位は Bob Dylan『Blood on the Tracks』、3位は Carole King『Tapestry』となっていました。ただし、順位付けの根拠は記事には記されていません。


4)Universal Music Groupのサイトで<The 100 Greatest Rock Albums Of All Time>(日本語版「史上最高のロック・アルバム」ランキング・べスト100)というランキングが公開され、『Damn the Torpedoes』が55位に入りました。1位は Little Richard『17 Grooviest Original Hits』、2位は Chuck Berry『The Great Twenty-Eight』、3位は The Beatles『The Beatles (White Album)』でした。これまた、順位付けの根拠は不明確です。

[S] 2022-01-11