Dec-2024(Related)

カヴァー曲*3題

1) 11月20日にナッシュビルで開催された<58th Annual Country Music Association Awards>で演奏された“American Girl”の映像が YouTube にアップされています。カントリー界最大の祭典ということもあって会場は約1万9千人収容の The Bridgestone Arena(TP&HB もライヴを行ったことがあります)。この祭典で最後に発表される<Entertainer of the Year>の受賞式の直前に行われた演奏は、メインヴォーカルが『Petty Country』でもこの曲をカヴァーした Dierks Bentley で、他に Molly Tuttle、Sierra Hull、Bronwyn Keith Hynes が共演。ソロ部分で Molly のギター、Sierra の超絶マンドリン、Bronwynのフィドルの掛け合いは見ものです。是非ご覧ください。


2) カリフォルニア出身のロック・バンド Atreyu が“Mary Jane’s Last Dance”のカヴァーを発表しました。10月25日に公開したアルバム『The Pronoia Sessions』に収録されたものです。Atreyu はもともとデス・ヴォイスを駆使したメタル~ハードロックバンドですが、この曲では一転して、アンビエントな響きを強調したスローな曲調となっています。


3) シンガーソングライターの Kathleen Edwards が10月30日に“Crawling Back to You”のカヴァーをダウンロード限定でリリースしました(入手できるのはMP3音源のみ)。加えて自身の YouTube チャンネルに同曲の弾き語り動画もアップしました。 音源は原曲に近い歌い方ですが、動画の方は彼女が最近のツアーで歌っているように、ややメロディーを崩した<Kathleen Edwards 節>になっています。

以前からステージやインタビューで「Tom Petty は私のヒーロー」と言っている Kathleen。2005年のアルバム『Back To Me』からシングルカットされたタイトル曲 “Back To Me”には”A Face In The Crowd”のカヴァーを収録していました。2004年に発売されたラヴソングのカヴァーを集めたコンピレーションアルバム『Sweetheart Love Songs』でも聞くことができます。前述の『Back To Me』、2008年の『Asking for Flowers』には Benmont が参加。2014年に惜しまれながら一度引退しましたが、2018年にカムバック。後のインタビューで鬱病のために音楽活動から離れていたことを明かしています。好きなミュージシャンなので話題のわりに長くなってしまいました。お許しください。