『Finding Wildflowers (Alternate Versions)』発売
『Finding Wildflowers (Alternate Versions)』が発売されました。予定通り4月16日に限定版アナログ(ゴールドヴィニール仕様/32ドル)、CD(19ドル)、デジタル音源(12ドル)が、5月7日にはアナログ通常版(30ドル)がリリース。限定版アナログは公式ストアと一部の小売店限定の取扱なので国内での入手は若干面倒ですがCD、通常版アナログは大手ショップの店頭や通信販売で購入可能です。
このアルバム、元々は『Wildflowers & All The Rest』の<Super Deluxe Edition>に収められていた”目玉商品”を単独発売したものですが、その割には特段詳しい解説が載っていたり豪華なアートワークが付属していたりということがありません。言葉は悪いですが「コアなファン向け」という気もしますので、購入を迷っている方は YouTube 公式チャンネルにアップされている公式音源を聴いてから決めるのも良いかもしれません。
[T] 2021-05-11
“Drivin’ Down To Georgia” ビデオ公開
音源としてはライヴ版のみだった”Drivin’ Down To Georgia”。今回発売された『Finding Wildflowers (Alternate Versions)』に初めてスタジオ録音版が収録されていますが、この曲の公式ビデオが公開されました。
監督を務めたのは『An American Treasure』収録の”Keep A Little Soul”のミュージックビデオのクリエイティブディレクターや『Wildflowers & All The Rest』の Electric Press Kit(宣伝用の映像素材をまとめたもの)の監督を務めた Alison Tavel。彼女は70年代に幻のシンセサイザーと呼ばれた<Resynator>を開発した Don Tavel の娘とのこと。自身のキャリアをテレビや映画の音楽監督から始め、後に映像制作(特にドキュメンタリー)の世界に進んでいき、その過程でTP関連の作品に関わることになったようです。
今回の作品は『Wildflowers』のレコーディングから1995年のツアー<Dogs with Wings Tour>を追いかけた Marty Atkins 監督の映像作品「400 Days」の未使用素材を主に使い、TP が撮影した Hi-8、Ron Blair が撮影した映像、撮影監督を務めた Max Cutrone が今回新たに撮影した素材を組み合わせて構成されています。
元になった音源のドラムは映像に登場する Steve ではなく Kenny Aronoff が叩いています。Kenny は TPと Mike が開催した新たなドラマーのオーディションに参加していたので、その流れからの録音だったと思われます。今回のように加工した形も悪くありませんが、当時の映像をそのまま、もっと数多く公開して欲しいと思わせる、そんなミュージックビデオでした。
[T] 2021-05-11
Record Store Day(RSD)限定盤『Angel Dream』(続報)
前月お伝えした6月12日開催の<RSD Drops>で発売予定の Tom Petty『Angel Dream (Songs and Music From the Motion Picture She’s the One)』の続報。
このアルバムは店頭販売優先でインターネット予約は同日の13時からと規定されています。そのため現在予約はできませんが Tower Records、ディスクユニオン両社のサイトに情報が掲載されています。
それによると Tower Records は販売価格3,490円(税込)、ディスクユニオンは4,730円(税込)とのこと。おそらく店頭販売価格も同じだと思われます。価格だけを比べると安い方が良いですが、過去の同イベントでの入荷枚数の実績を考慮すると… 購入希望の方は参考にしていただければ幸いです。
[T] 2021-05-11
Tom たちがサインしたギターが高額落札
Bob Dylan 30周年コンサート(1992年)の際に、TP、George Harrison、Johnny Cash、Eric Clapton、Neil Young などの出演アーティストがサインしたギター(ゴールドトップの Gibson Les Paul)がオークションにかけられました。プロモーター Harvey Goldsmith が出品したもので、最終落札価格は27,750英ポンド (約4,200万円) でした。
[S] 2021-05-11
Robert Sebree 作品バーチャル・ギャラリー
1988年から2000年代初頭頃まで TP を撮り続けた写真家 Robert Sebree。『Full Moon Fever』の裏ジャケットに使われた写真など、ファンであれば彼の作品を必ず目にしています。そんな Robert の写真がバーチャル・ギャラリーという形で公開されています。制作したのは商用写真の販売を手掛ける<Snap
Galleries>。
部屋の中を見回したり、次の部屋や階段を上がって行くことができたりと、実際のギャラリーで鑑賞している雰囲気を味わうことができます。彼の作品の詳細を知りたい方は<Robert Sebree Photographs of Tom Petty>というページがありますので、そちらをご覧ください。
ちなみに展示されている写真は全て購入可能。一番小さい物は約30cm×約40cm(紙焼き・写真家のサインと限定No.入り)で価格は約82,500円(543ポンド)とのことです。
[T] 2021-05-11