Depot Street: vol. 291 (Mar-2023)

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 ☆ Tom Petty and the Heartbreakers と彼らの創り出す音楽を愛する みなさんへ贈ります!!
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
 Mail Magazine: Depot Street        vol. 291(Mar-2023)▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

発行開始:1999年1月11日 / 配信:毎月11日 / 配信数:219通(3.10現在)

===================================
   ~ Hello TP&HB fans in Japan ~
===================================

ここ最近すっかり春めいてきましたが、大量の花粉が飛んでいるようなので、まだまだお花見どころではありませんね。なかなか外に出ていくタイミングがつかめません。『Fillmore』が一段落したところで、今年はどんな展開があるのでしょうか(なかったりして)。

<Mayu>

===================================
   ~ TP&HB News ~
===================================

============ << Jan ~ Feb-2023 ~ Mar >> ============
 Feb- 1: Mike Campbell の誕生日 (1950年生まれ)
 Feb- 24: Howie Epstein の命日 (2003年没)
 Apr-25: Steve Ferrone の誕生日 (1950年生まれ)
_________________________________

☆☆☆ 雑誌掲載 * 2題

1)スウェーデンの音楽誌<ROCK ‘N’ROLL MAGAZINE>2023年3月7日号の表紙と特集の1つが Tom Petty でした。タイトルは「Amerikansk ikon(アメリカの象徴)」。12ページに亘ってフロリダのアマチュア時代から始まった音楽遍歴や、TP&HB、ソロ、Mudcrutch など22枚のアルバムを紹介しています。囲み記事の中には「Stan Lynch は”Don’t Come Around Here No More”のビデオに出演していた Louise Foley と交際していた」などの小ネタが書かれていました。 bit.ly/3ZP5m3u

2)Guitar Player 誌 2023年3月号に Mike のインタビュー記事が掲載されています。前月ご紹介した Vintage Guitar 誌 2023年2月号のインタビューも面白かったですが、今回の記事も読みどころが多いです。(この後のコーナーに翻訳を掲載していますので是非お読みください。)

☆☆☆ Mike & Steve’s Activities * 2題

1)シンガー・ソングライター Margo Price のコンサートに Mike が飛び入り参加しました。2月9日、ハリウッドにある Fonda Theatreでのコンサートで、共演したのは Margo の”Light Me Up”、そして”You Wreck Me”でした。前者はスタジオ盤(アルバム『Strays』)でも Mike が演奏していました。
bit.ly/3ZwrkZe bit.ly/3myq2hP

2)ブルースロックともアメリカーナとも言いきれないデュオ姉妹、Larkin Poe のライヴでは Mike と Steve がゲスト参加しました。2月11日、会場は同じく Fonda Theatre で”Runnin’ Down A Dream”を演奏しました。かなりゆっくりめのテンポで始まり「大丈夫?」と多少心配になりましたが、後半には見事に
持ち直しました。 bit.ly/3JstF1C

☆☆☆  ランキング系 * 4題

1)Rolling Stone 誌日本語版に「米スーパーボウル・ハーフタイムショー、歴代出演者の格付けチェック(2023年改訂版)」が掲載され、TP&HBの演奏(2008年)が14位にランクインしました。ちなみに1位は Prince(2007年)、2位は U2(2002年)、3位は Beyonce(2013)でした。
bit.ly/420zs5O

2)Ultimate Classic Rock(以下 UCR)が<Top 20 Romantic Duets(ロマンティックなデュエット・トップ20)>というランキングを載せ、10位に”Insider”、7位に”Stop Draggin’ My Heart Around”が含まれていました。ちなみに1位は”Ain’t No Mountain High Enough”(Marvin Gaye & Tammi Terrell)、2位は”I Got You Babe”(Sonny & Cher)、3位は “Leather and Lace” (Stevie Nicks & Don Henley)でした。
bit.ly/3l0xIck

3)再び UCRで<The Best Love Song From More Than 100 Rock Acts(100人超のロック・アーティストからの最高のラヴ・ソング)>というランキングが発表され、その中に”Here Comes My Girl”が選ばれていました。
bit.ly/3T3vtS6

4)先日、来日公演を行ったばかりのハードロック・バンド Halestorm。リードヴォーカリスト Lzzy Hale がお気に入りアルバム5枚を挙げた記事が Loudwire サイトに掲載されました。その中に『Wildflowers』が含まれていて、「どういう訳か分からないが、私がどんな気分にいても、これをかけると良い気分になるんだ。Tom Petty にはどうやっても勝てないよ」とコメントしていました。
bit.ly/3ypMaxu

<Shigeyan / TOSHi / Mayu>

=================================
   ~ Mike Campbell インタビュー(Guitar Player) ~
=================================

Mikeの最新インタビューが届きました。『Live at the Fillmore 1997』の余韻が続く中、当時の様子をリアルに語ってくれていて、ファンとしては有難い限りです。とは言いながらも、次の作品も気になるのがファンの本心。安心してください、Mikeはその疑問にもちゃんと答えています。次作がどうなるのか、ただただ楽しみです。
 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

Q:あなたは Heartbreakers のアーカイブ・チームに不可欠な存在です。
 Fillmore のライヴを出したのはあなたのアイデアですか?
 ────────────────────
MC:まあ、これは僕が唯一求めていたことだ。ボーナストラック付きのアルバムのリイシュー(の話)はたくさんあって、それは遺族が面倒を見ているんだ。Tomの娘である Adriaが進行を担当している。僕はその周りを監督するような役割で関わっている。何か嫌なことがあれば反対する。でも、ボーナストラックをどうするか、いつ出すかということはだいたい全員が同じ考えを持っている。
でも、どうしても手を付けたかったのは Fillmore の音源だった。とても特別なものだからね。だから、いつも頭の中にあったんだ。何度も何度もその話をしたよ。そして、いざやろうと思ったらみんな賛成してくれた。

Q:(当時の録音)テープに戻ってアルバムを作るのはどんな感じでしたか?
 ────────────────────
MC:まあ、たくさんの素材があったし、Tom がそれを聴く場にいなかったから、感情的になったよ。でも、僕たちは(当時の録音を)全部振り返った。基本的に最初に大方を聴くのはエンジニアの Ryan Ulyate に任せた。原則はヴォーカルが素晴らしければリストに入れ、何らかの理由でヴォーカルに魔法がかっていない場合はその曲を飛ばすことにした。ほとんどの場合、ヴォーカルは良くて、ヴォーカルが良いときはバンドも良いことが殆どだった。Ryan が最初に選んだ後、僕が座って聴いて、本当に良いと思うものを記録した。そして、残りは彼にミキシングを任せたんだ。

Q:そもそも、どうやって Heartbreakers が Fillmore の連続公演をすることになったのですか?
 ────────────────────
MC:アリーナでのツアーとレコーディングとの繰り返しが一段落した時期で、なんとなくワンパターン化している気がしていて。そこで、Tom からアイデアが出たのさ。「Fillmore で演ってみない? 新しいドラマー(Steve Ferrone)がいるし、音楽を始めたきっかけに立ち返るのに良い方法だ… 小さな会場で熱心な観客に演奏して、毎晩セットリストを替えて。」(理由は)だいたいそれで全部だ。セットを変えて、アリーナでは演奏できない曲をたくさん演奏するチャンスだったのさ。

Q:そして、それは成功しました。みなさんは心底楽しんでいたようですね。
 ────────────────────
MC:ああ、素晴らしい時間だったね。Fillmore には特別な魂があって、それを僕たちも感じ取ることができた。あの場では、先達の亡霊を感じられたんだ。そして、観客も音も最高だった。とても楽しかったよ。

Q:何でもありの状況になることが予想される中、ツアーとは違う準備をしたのでしょうか?
 ────────────────────
MC:リハーサルを何回か行って、試したいカヴァー曲やレアな曲のアイデアを出し合った。そのリハーサルのエネルギーが Fillmore でも発揮された。(コンサートは)何でもありで、まるで Heartbreakers のリハーサルに参加しているようだった。曲を変えるかもしれないし、今まで演奏したことのない曲をやるかもしれない。とても活気があったんだ。

Q:どんな曲でも演奏できるので、ギター・コレクションや(エフェクト)ペダルも全部持っていきましたか?
 ────────────────────
MC:持っているギター全部は建物に入れられないよ(笑)。必要なものは一通り持っていったよ、あちこちで使う12弦ギター、ギブソン、フェンダー、特定の場面でのリッケンバッカーなど。いつものツアーと同じように臨んだよ。ピックアップのついた黒いエレクトリック・ドブロ(ギター)を持っていて、それは1曲で弾いたんだ。随分と前のことだからかなり曖昧だけれど、覚えているのはいつも使っていたギターの数々で、特別に変わったものもあったけど、極端に贅沢なものはなかった。

Q:では20回の公演のうち、ある一晩はどんな感じでしたか?
 ────────────────────
MC:毎日、本番前にセットリストを組み立てて、本番中に「次の曲はちょっと違うな」と思ったら、その場で変更したり、新しい曲が登場したり。「ここで”Gloria”を演ろう」と言うと、「オッケー…1、2、3、4、いくぞ」でみんなで行って…。何でもありだったんだ。

Q:印象に残っている変更はどんなことでしたか?
 ────────────────────
MC:それを僕に聞くの?(笑)The Zombies の”I Want You Back Again”のようなカヴァー曲は何回か入れられた。あの曲を演奏するのは大好きだ。あまり知られていない曲だけど、いいバージョンに仕上がった。奇妙なサーフ・ソングもあちこちにあった。”Guitar Boogie Shuffle”は土壇場に加えたのかもしれない。”The Date I Had With That Ugly Old Homecoming Queen”という曲があって、これは僕が昼間に書いてサウンドチェックに持って行き、バンドに教えた曲なんだ。(Led)Zeppelinのようなリフの曲に過ぎなかったけど、Tom が「何か歌詞を作るよ。今夜のショウに入れよう」って言ったんだ。そのくらい即興的だった。昼からステージまで、何が起こるか分からなかったんだ。

Q:2月1日、あなたの誕生日に”Slaughter on Tenth Avenue”を演奏したのは素敵ですね。
 ────────────────────
MC:ああ、Tom があの曲を選んだんだ… 長い間、サーフィンの曲を時々演っていたからね。僕はこの曲がずっと好きだったんだ。だから Tom が提案したときは喜んでコードを覚えたよ。ちょっと複雑だったけど出来たよ。

Q:これらの録音テープに没頭する間、Heartbreakers のプレイヤーとして、そしてバンドとしての進化について、何を聞き取りましたか?
 ────────────────────
MC:面白かったのは、バンドが始まった頃のゲインズビルの婦人クラブや大学講堂といった小さな場所での演奏に立ち返ったことだ。当時は曲を長くしてジャムることを恐れていなかった。でも、Heartbreakers がアリーナ公演をするようになってからは、みんなが聴きたい曲を全部演奏するとバンドがさらに冒険して音楽的に挑戦するようなことは出来なくなった。だから Fillmore ではよりルーズになったんだ。曲によっては終わりがなく(エンディングが)1分になったり4分になったりして、僕、Ben、Tom、バンドはただジャムることが出来たんだ。
僕たちはヒット曲を演奏してレコードのようなサウンドにするのはとても上手かった。でも、ジャム・バンドとしても同じくらい上手かったことはみんな知らなかったと思う。多くのジャム・バンドは(曲のキーを)Aマイナーのままダラダラ弾いて、10分間演奏して、どこにも進まないことが多いから。でも、Heartbreakers のジャムでは、もっと弧を描くように、もっとメロディのインタープレイがあってお互いによく聴き合っていた。音楽の会話みたいなもので、アリーナでのショウではあまり共有できなかったことなんだ。でも Fillmore では、僕たちがそれが上手いことをみんなに見せられたんだ。

Q:Heartbreakers ではギターバトルをどうアレンジしましたか?
 時には Scott Thurston と3人になることもありましたよね。
 ────────────────────
MC:僕がみんなに指示した(笑)。もちろん冗談さ。自然なものだった。曲を覚えるとき、だいたい Tom がコードを弾いて歌い、僕がそれを補うパートを考えるんだ… 昔からいつもそうしてきたよ。Tom が何か弾けば、僕はそれを支えるために良いものを探す、という共同作業があった。そこに Scottが加わって…僕たちは彼を「スイス・アーミー・ナイフ(訳注:万能ナイフ)」と呼んでた。彼は何でも出来るから、追加のギター・パートが必要なときは彼に演奏してもらっていた。”It’s Good to Be King”や”Gloria”のように長く続く曲では僕がソロを一時中断し、Tom がワウ(ペダル)を踏んでソロを弾くこともあった。

Q:そして、Tom(の腕前)もなかなかのものですよね。
 ────────────────────
MC:Tom は John Lennon 的アプローチでギターを弾いていて、つまり全てがフィーリングだった。彼は(左手が)ネックを上下する(テクニック重視)タイプのプレイヤーではなかったけど、音の中に入り込んで、サウンドをとても良く出来た。だから、彼にもソロを弾くチャンスが時々あったんだ。

Q:ゲインズビルでの初期と比べて、Fillmore のプレイヤーとしてどんな違いがありましたか?
 ────────────────────
MC:年をとったな。少しは賢くなっているといいけど。時が経って、ニュアンスに少し耳を傾けるようになったかも。音色や演奏のニュアンスが少しだけ成熟したんだ。でも、初期の言葉を借りれば、10代の頃みたいな生々しい奔放さもあったように思う。つまり、成長し、より成熟し、楽器が上手くなった。同時に、演奏を覚え始めた興奮を保ったまま、演奏することができたんだ。

Q:Fillmore の最後に、Tom がそれまでのグループのキャリアの中で最高潮にあったと観客に語っています。25年後になってどうですか?
 ────────────────────
MC:まだ最高の位置にあるよ。あういうことをしたのは初めてのことで。しかもそれが Fillmore Auditoriumで、その歴史があって観客の熱気に包まれ、そこで演奏することが本当に嬉しかったからね。その後はそういうことをもっとやった。ニューヨークの Beacon (Theatre)、シカゴの Vic (Theatre)、ロサンゼルスの Henry Fonda (Theatre) … 1か月ではなく1週間くらい、あちこちで。時折、(Fillmoreの頃に)戻って、そのアプローチに立ち返るために。そのうちそれらの録音を出すと思う。でも、Fillmore は最初のだから際立っているんだ。

Q:アーカイブからの次の発売について、アイデアはありますか?
 ────────────────────
MC:本当に分からないんだ。今はこの作品を推していて、それは関係者の全てを飲み込むよう(な大きなプロジェクト)だ。この後、『Long After Dark』のリイシューがあるかもしれない。ある時点で、シカゴの Vic (Theatre)の連続公演(の音源)を見てもいいかなと思う。あそこには本当に良いものがあった
からね。そして、Beacon (Theatre)も。良い瞬間があったから、この数年でその辺を掘り下げてみたいんだ。

Q:あなたにとって、ほろ苦い経験ですよね?
 ────────────────────
MC:もちろん、Tom が亡くなって、彼の声を聴きながら座っているのはつらいことだ。まだ経過中の悲しみに触れるから。でも、僕は大人だから対応できるよ。たくさんの素材があって(それをリリースすることが)大切なんだ。若い人たちの中には昔のカタログを聴いたことがない人もいるだろうから、再発したらその作品を体験できるチャンスになるんだ。

Q:何らかの理由で発売されなかった、失われたアルバムが丸ごと保管されているのでしょうか?
 ────────────────────
MC:それはない。余った曲はいくつか、あちこちにある。その多くはすでに発売されている。でも、床に眠っているような神秘的なアルバムはないんだ。さっきも言ったようにライヴ音源はある。そういうのがメインで、誰も聴いたことがないんだ。

Q:The Dirty Knobs のライヴでは Tom や Heartbreakers の曲を演奏してファンを喜ばせています。それらの曲を聴衆の前で生かし続ける使命があると感じていますか?
 ────────────────────
MC:ああ。ツアーやライヴを積極的にしてるから自分の責任だと感じるんだ。いつもほろ苦くて感情的だけど、観客のみんなには僕の過去の作品を与える義務があると思う。観客たちはそういう曲をあるべき形で聴くことが大好きだ。僕が素晴らしいシンガーであるとか、そういうわけではない。でも、僕は曲の中に入り込めて、どう感じるべきか分かっていて、歌詞をどう伝えるべきかを理解できるんだ。(曲が出来たときに)そこにいたし、多くの曲を一緒に作ったからね。
レコードと同じように演る曲もあるけど、アレンジする自由もある。例えば、”Refugee”はアイリッシュワルツみたいに始まり、歌詞が前面に出て、最後は昔のギターソロのような感じになるんだ。”Southern Accents”もワルツで演っている、ギター1本とわずかなバンドで… Tom の言葉を伝えてその意味の中核を感じてもらうために。みんなの表情を見ていると、彼の存在を本当に感じているのが分かる。僕もそれを感じているし、それを受け継ぐことは名誉であり責任でもあると感じているんだ。

Q:二枚のアルバムを経た The Dirty Knobs の進歩に満足していますか?
 ────────────────────
MC:間違いなく。去年は本当によく頑張ったよ。僕らにとっては素晴らしい年だった。自分たちのブランドを確立してたくさん演奏した。そして、The Who のオープニングでツアーを締めくくったんだ。特に Hollywood Bowl でのオープニングは、僕ら(TP&HB)の最後の公演であり、Tom と共演した最後の場所でもあったから感慨深かったけど、ぼくのバンドが The Who のオープニングを飾れたことを誇りに思う。そんなことが起こるなんて、誰が夢見ただろう?

Q:次は何をしますか?
 ────────────────────
MC:1月に(The Dirty Knobsの)3作目を作るんだ。最初の2枚のアルバムに入らなかった曲が結構残っていて、それをもう一回考えたいし、新曲もいくつかある。どれも前作の流れを汲むものだ… ギター・ロックで、過剰なプロダクションはあまりない。僕たちは自分たちのちょっとした(音楽性の)隙間を
見つけたから、それを貫くんだ。そしてもっと演奏したいし、ヨーロッパにも持っていったりして、できる限り演奏したい。

Q:2018~2019年にかけて、Fleetwood Mac のツアーに参加されましたね。Christine McVie の死を受けて、一言お願いできますか?
 ────────────────────
MC:ああ神様、ああ、Christine…彼女が本当に大好きだった。彼女はとても心が優しい人だった。あのツアーに参加した全員の中で、彼女が一番優しかった。みんな優しかったけど、彼女はいつもすごく優しくて、いつも明るくて、人に会うと喜んで… 一緒に演奏できて幸せで、いつも心地良かった。
そして、彼女は本当に演奏できた。彼女はブルース出身だから、その音楽の本質を理解していて、僕は本当に感謝しているんだ。そして、彼女は素晴らしい作曲家で多くのヒット曲を持っていたよね。僕はただ、彼女の曲に取り組んで、彼女がレコーディングしたときのサウンドに忠実にして、彼女の曲がどこから来たのかを尊重するように努めた。彼女が僕たちのもとを去ったのはとても悲しいことだ。多くの人にとって大きな喪失だけど、彼女に神の祝福を。彼女は本当に唯一無二の存在だった。

Guitar Player インタビュー(2023年2月14日公開)
“I Can See in People’s Faces That They Really Feel His Presence. I Feel It, Too”: Mike Campbell Talks New Tom Petty and the Heartbreakers Release, ‘Live at the Fillmore 1997’
bit.ly/3kR7GrV

                                         <Shigeyan>

=================================
   ~ Information ...お知らせ ~
=================================

☆ 72回公式オフ会
 ─────────
すっかりオフ会開催のペースを失ってしまいましたが、7か月ぶりに開催の予定です。内容はまだ決めていませんが、TP&HBを中心に、楽しい時間を過ごせればと思います。

日時: 2023年 5月 27日(土)(時間は検討中)
場所: 都内
エントリー締切: 5月15日(月)予定

お申し込みはこちらから ⇒ https://heartbreakers.jp/event/off-mtg#72

<Mayu>


☆ LINKS ☆
[Here Comes A Heartbreaker!] https://herecomeshb.jp/
[Heartbreakers Japan Party] https://heartbreakers.jp/
Facebook page ☆ https://facebook.com/heartbreakers.jp/
Twitter☆https://twitter.com/heartbreakersjp
Instagram ☆ https://instagram.com/heartbreakers_jp/
YouTube ☆ https://www.youtube.com/channel/UCeH2NEatkQplr7XJQOnmx1A

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

☆ about 【Depot Street】 ☆
“Depot Street”は TP&HB の前身である Mudcrutch のシングル曲のタイトル。
「Street=通り」の言葉に、私たちとみなさんの間を情報が行き来して、
「アクティブなメールマガジンになるように」と願いを込めて名づけました。
_________________________________
【Depot Street】へのご意見・ご要望など、みなさんからのメールを
お待ちしております。メール宛先→ hbjp@heartbreakers.jp
_________________________________
新規登録および購読解除は下記のURLからお願いします。アドレス
変更の際は旧アドレスの解除&新アドレスの登録をしてください。
https://www.mag2.com/m/0000011264.html
_________________________________
Mail Magazine 【Depot Street】 (Mar. 11, 2023/vol.291)
Heartbreaker’s Japan Party presents.
原稿・制作・編集: Shigeyan/TOSHi/Mayu

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇