Depot Street: vol. 290 (Feb-2023)

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 ☆ Tom Petty and the Heartbreakers と彼らの創り出す音楽を愛する みなさんへ贈ります!!
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 Mail Magazine: Depot Street        vol. 290(Feb-2023)▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

発行開始:1999年1月11日 / 配信:毎月11日 / 配信数:221通(2.10現在)

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   ~ Hello TP&HB fans in Japan ~
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1997年に Fillmore でTP&HBのライヴを観たことで彼らに夢中となり、半ば勢いで始めたホームページも今年(1月21日)で25年となりました。うーん、25年(四半世紀ということ)か… 随分と時間が経ったものです。長きに亘りお付き合いくださったみなさまに御礼を申し上げます。ほぼ更新の止まったサイトになりましたが、機会があればまたご覧になってください。 https://herecomeshb.jp

<Mayu>

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   ~ TP&HB News ~
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 Jan-10: Scott Thurston の誕生日 (1952年生まれ)
 Feb- 1: Mike Campbell の誕生日 (1950年生まれ)
 Feb- 24: Howie Epstein の命日 (2003年没)
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☆☆☆ 『Live at the Fillmore 1997』続報

発売から2ヶ月半の『Live at the Fillmore 1997』ですが、プロモーションは続いています。1月10日から公式 SNSで20公演の新たなアーカイヴやエピソードを26年後の同日に公開すると告知。<Night by Night>という言葉が使われていたので20公演全てを取り上げるのかと楽しみにしていましたが、触れられなかった公演が5つもあり、不完全なまま終わってしまいました。公開されたのは動画が9種類、写真が13枚でどれも魅力的なものでしたが、その中でも演奏シーンが見られた動画をご紹介しておきます。いずれも1分に満たないもので、画質・音質共に良いとは言えませんが、Fillmore 公演の素晴らしさがわかる必見の映像です。是非ご覧ください。
<Night 1> “Jammin’ Me” bit.ly/3JUs1GH <Night 12> “You Don’t Know How It Feel” bit.ly/3JVovMC <Night 19> “Bye Bye Johnny”のメロディで”Johnny B Goode”の歌詞を歌うTP bit.ly/3DV9g2g <Night 20>”Gloria” bit.ly/3YEmZ5k

1月19日には約12分の映像作品「The Fillmore House Band – 1997 (Short Film 2)」が公開されました。 昨年10月に公開された「Film 1」は当時の演奏や会場周りの映像などで構成されたドキュメンタリーと呼べる内容でしたが、今回は Mike、Benmont、Steve、Scott へのインタビューが中心で、面白い仕上がりですが、97年の Fillmore を感じるには若干物足りない内容だと思います。監督は「Somewhere You Feel Free」のアーカイヴプロデュサー、”Drivin’ Down to Georgia”の MVの監督だった Alison Tavelが務めています。
bit.ly/3JVmcZN

動画の話題が続きます。1月31日には公式 YouTubeチャンネルで「A Fillmore 1997 Panel Discussion Live from the Garage」が公開。約50分の映像は昨年11月10日にラジオ局 Sirius-XM で開催されたイベントを収録したもので<Tom Petty’s Buried Treasure>のプロデューサーの1人だった Mark Felsotが司会を務め、Benmont、Steve、Scott、Ryan Ulyate、Adria Pettyが97年の Fillmore の思い出を語ったり、会場に集まったファンからの質問に答えたりしています。 bit.ly/3RLdAa9

2月7日には”Gloria (Extended Performance from Live at the Fillmore, 1997)”が公開。クレジットはありませんが、残された音源と聞き比べると2月7日の演奏のようです。10分に亘る”Gloria”の演奏は圧巻の一言です。 bit.ly/3HNu7FR

雑誌の話題です。雑誌 Vintage Guitar 2023年2月号に Mikeのインタビュー記事「Fillmore Flashback」が掲載(67~70頁)。「”Goldfinger”は自分で選曲したけど、”Slaughter On Tenth Avenue”を演奏しようとアイデアを出したのはTom だった」という他で語られていない話が登場したり、「面白いアンプのセッティングをしていたけど、昔のことなのであまりよく覚えていないんだ」と意外な無頓着ぶりを見せています。

日本の雑誌ではオーディオの総合月刊誌 stereo 2023年2月号の連載「ピーター・バラカンの新・音楽日記」で取り上げられています(6~7頁)。半分は自身とTP&HBとの出会いからバンドの紹介に使われ、同アルバムに触れているのは残り半分です。しかし「これは傑作です。(中略)このバンドを楽しむための最高の作品といっていいでしょう。」と最高の賛辞を寄せてくれています。

☆☆☆ Mike 参加、Ian Hunter のミュージックビデオ

4月21日発売予定の Ian Hunter の新作『Defiance Part 1』からのファーストシングルで、Mike と Ringo Starr が参加した “Bed of Roses”のミュージックビデオが公開されました。この曲で Mike はアコースティック&エレクトリックギター、スライド、マンドリンを演奏。個人的な感想ですが、ここ数年のセッ
ションの中では最高のプレイを聞かせてくれていると思います。
Ian Hunter が語るところによれば「60年代のハンブルグのStar Clubのことを元に書いた曲」とのこと。The Star-Club は1962年にドイツのハンブルグでオープンしたライヴハウスで The Beatles が出演したこともあります。Ian はロックンロールの黄金時代に人々を惹きつけた場所を<Bed of Roses>(最高の場所)と称え、歌にしたようです。歌詞の中には Ianが大好きで憧れていて、このライヴハウスに出演したこともあるミュージシャンの Roy Youngや若き日の The Beatles のこと、さらに Bob Dylan の曲名などが織り込まれています。とにかく Mike のプレイは最高なので是非お聞きください。 bit.ly/40DuQlH

☆☆☆  Steve’s Activities * 2題

1)That Summer のレコーディングに Steve が参加し、先行シングル “We’ve Already Said Goodbye”が公開されました。 bit.ly/3liqBM4 アルバムの発売日は確認できませんでした。That Summer は Charles Rocha というアーティストのプロジェクト名義で、2022年に”You Wreck Me”のカヴァーも発表していました。聴いてみるとなかなか挑戦的なアレンジです。Youtube の画像は Steve とのツーショットとなっているので、こちらにもSteveが関わった可能性があります。 bit.ly/3JNOF3x

2)ベーシスト Nathan East がソロアルバムをレコーディング中で、Steve が参加しています。ギタリスト Jack Lee がFacebookの投稿で明らかにしました。Nathanのソロ活動は Band of Brothers 名義で、Steve、Jack Lee らが固定メンバーとなっています。アルバムが発売された暁にはぜひまた来日公演を期待したいところです。 bit.ly/3lmr53E

☆☆☆  スーパーボウル関連*2題

1)アリゾナ州のローカルテレビ局(ABC 15 Arizona)が<Past Arizona Super Bowl halftime show performers(過去のアリゾナ州でのスーパーボウル・ハーフタイムショウのパフォーマーたち)>という写真特集を組み、2008年のTP&HBのショウが取り上げられました。他には Diana Ross(1996年)、Idina Menzel(2015年、国歌独唱)、Katy Perry(2015年)などが挙げられました。bit.ly/3YgQIlh

2) オレゴン州の新聞社 The Oregonian が<The best and worst Super Bowl halftime shows, from the sublime to the truly awful(スーパーボウルでの最高から最低までのハーフタイムショー)>という記事を紹介しています。TP&HB は”Good”と評価されました。ちなみに”The best”はPrince(2007年)、”Very, very good”は Madonna(2012年)、J-Lo & Shakira(2020年)、Beyonce(2013年)、”The worst”は Justin Timberlake(2018年)でした。bit.ly/40z3fSJ

☆☆☆  Jason Isbell、”Breakdown”を演奏

カントリー・シンガーソングライター兼ギタリスト Jason Isbell は過去のコンサートでたびたびTP&HBをカヴァーしてきました。昨年末にナッシュビル郊外でのチャリティ・コンサートでは”Breakdown”を演奏しました。YouTubeで動画は見つけられませんでしたが、当日の様子を記した記事がありました。
なお、2022年9月号で Carrie Underwood がサプライズ出演し”Stop Draggin’ My Heart Around”を披露した記事を紹介しましたが、今回の会場はその際と同じのようです。 yhoo.it/3DVpVTc

☆☆☆  “Free Fallin'”がサンプリング

“Free Fallin'”がラップ曲でサンプリングされていました。Chamillionaire というラッパーが2009年に発表した”Good Morning”という曲です。このニュースを今になって初めて知りましたが、当時、ビルボード誌のHot 100チャートで40位にランクインしていました。 bit.ly/3RLvzgI

☆☆☆  Lucinda Williams、Tom を語る

シンガーソングライター Lucinda Williams は自伝「Don’t Tell Anybody the Secrets I Told You」を4月25日に発売予定です。それにあたり行われたインタビューで Tomのことを語りました。文面上はごく簡潔なやり取りですが、長年の交流を通じていかに深い想いがあったかを想像します。

Q:Tom Pettyとは一緒にツアーし、亡くなる前の週末にハリウッド・ボウルでコンサートを行いましたね。
LW:ええ。彼とは(前にも)ツアーをしていて、ハリウッド・ボウルも一緒に演り、素晴らしい友情を築き始めていたところでした。それから彼は亡くなったんです。彼の死には本当に動揺しました。 bit.ly/3I4o5Sx

☆☆☆  Billy Duffy (The Cult)、Mike を絶賛

1980年代にデビューしたイギリス出身のハードロックバンド The Cult。昨年10月に最新作『Under The Midnight Sun』が発表されました。制作にあたり、ギタリスト Billy Duffy は Mike を意識したと語りました。

「ギターがあまり80年代…滑らかでエアブラシで描かれたような(輪郭がぼやけた)リード(ギター)のサウンド…にならないようにしたんだ。ロックの範疇でも何か違ったものが欲しかった。そこで、Mike Campbell がやるような方法で音楽にアプローチするアイデアを思いついたんだ。彼は Tom Petty のヴォーカルを中心に味のあるフィルやパートを作るのが素晴らしく上手いんだ。彼は素晴らしくて、でも過小評価されているプレイヤーだ。」 bit.ly/40GRKbA

☆☆☆  Fleetwood Mac の現状

昨年11月に Christine McVie が亡くなった Fleetwood Mac の現状について、2月5日のグラミー賞授賞式に出席した Mick Fleetwood がインタビューに答えました。バンドの再開を考えていないと述べる一方で、将来の展開には含みを持たせています。

「今は Chris(tine) を亡くしたことで一線が引かれたと、本当に思っている。(バンドは)終わったと言えるよ、過去にもみんなそう言ったけどね。今は考えられないよ。(他のメンバーたちは各自忙しく)外で演奏しているから俺も同じことをするよ、一緒に演奏する人たちを見つけて。」

なお、グラミー賞では Christine の追悼企画があり、Sheryl Crow と Bonnie Raitt が Mick とともに”Songbird”を演奏しました。 yhoo.it/40RxbJZ

<Shigeyan / TOSHi / Mayu>

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次回オフ会は4月以降に延期とさせていただきます。開催の予定が決まりましたら、お知らせしますので、よろしくお願いします。

<Mayu>


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☆ about 【Depot Street】 ☆
“Depot Street”は TP&HB の前身である Mudcrutch のシングル曲のタイトル。
「Street=通り」の言葉に、私たちとみなさんの間を情報が行き来して、
「アクティブなメールマガジンになるように」と願いを込めて名づけました。
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Mail Magazine 【Depot Street】 (Feb. 11, 2023/vol.290)
Heartbreaker’s Japan Party presents.
原稿・制作・編集: Shigeyan/TOSHi/Mayu

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