Apr-2024(TP&HB)

『Petty Country』 続報

先月お伝えしたカントリー界のミュージシャンによる Tom Petty 作品のカヴァー集『Petty Country』(6月21日発売)の新たな情報が入ってきました。まず、公式ストアでは大々的にプレオーダーを開始しています。関連アパレルや小物の販売もありますが、目玉は2枚組アナログ盤。雲のような模様の入った盤面(Cloud Vinyl)で公式ストア独占とのこと。価格は39.98ドル。日本円にすると1ドル約152円で6,077円ほどです(送料は別途必要)。

これに合わせてアルバムのプロモーションビデオが YouTube 公式チャンネルで公開されました。主に参加ミュージシャンの名前が流れるだけのシンプルな作りですが、バックに流れている Dolly Parton がカヴァーした”Southern
Accents”が雰囲気を醸し出しています。

なお、Dolly のカヴァーは別途ミュージックビデオが公開されています。内容はドキュメンタリー「Runnin’ Down A Dream」にも使われていた TP若き日の映像などを使いながら構成され、しかも Live Aidや「Pack Up The Plantation Live!」で TPが着ていたジャケットや抱えていた Rickenbacker らしきものまで登場します。さらに冒頭ではこの曲について語る TPの音声も使われていますし、彼女の歌も元歌には無いフレーズや繰り返しが挿入されています。本当に必見の作品なので是非ご覧ください。

また、同アルバム収録で早々に公式音源が公開された Dierks Bentley による”American Girl”のミュージックビデオもアップされています。Bentley がギターケースを開け、Tom Petty シグネチャーモデルの Rickenbackerを
取り出して演奏するシーンから始まります。公開から10日ほどで再生回数4.4万回とカヴァー版にしては好調でBillboard のカントリーチャートでは49位に、同じくカントリーのエアプレイのランキングでも25位にランキングされたようです。

ロックンロールスター列伝に TP&HB

ロックバンドやミュージシャンのヒストリーをゆるいアニメーションで紹介する YouTube チャンネル<ロックンロールスター列伝>。昨年の春から始まったこの動画シリーズについに TP&HB の回が登場しました。
前編は約14分 後編は約10分

ネタバレになるので内容には触れませんが、このシリーズの動画は登場人物(主に主人公)のセリフが関西弁、似てるような似てないような外見、楽器描写の手抜き具合など突っ込みどころが沢山あるのですが、とにかく面白くて笑えます。今回は一応、TPはカッコ可愛く描いてもらっているので、それだけでも嬉しいです。

このシリーズ全般、同じようなフォーマットで描かれているのですが、ミュージシャンというよりも若手芸人の物語風な仕上がり。TP&HBの回にはありませんが、年上だったり憧れているミュージシャンのライヴを見た後の控室では
必ず「勉強させてもらいました」のセリフが入ります。他にも売れてくると「オレらむっちゃ受けてるやん」と喜んだり、活動していくうちに「なんかおもろないから辞めるわ」とメンバーが離れていくなど、まさに芸人そのものです。「似てない」のは気にせずに、ゆる~く楽しんでください。