日本の音楽雑誌に Mike ランクイン
リットーミュージック発行の音楽雑誌「ギター・マガジン」(26年2月号)に創刊45周年記念特集第3弾として「もっと語られるべき偉大なギタリスト100」と題して「歴史に埋もれた悲運のギタリスト、次世代を担う新生ギター・ヒーローなど、要注目のギタリスト100人を大紹介!」というランキング記事が掲載されています。その中に Mike Campbell の名前がありましたので、順位は是非雑誌でご確認ください。
このランキングは451人の投票を元に作られたもので、Mike を1位に上げたのが2人、3位と5位が1人でした。ちなみに1位にしてくれたのは音楽ライター&ミュージシャン、そして<Rickenbacker 660-12TP>の生みの親でもある白井英一郎氏と聖飢魔IIなどのギタリスト大橋隆志氏。白井氏の選出はわかりますが大橋氏が選んでくれたのには驚きました。Mike の紹介内容に誤りがあるのは残念ですが、日本の音楽誌で取り上げてもらえるたのは嬉しい限りです。メルマガ配信の2日後(13日)に3月号が発売になってしまうので、興味のある方は書店に急いで向かってください。
[T]2026-2-11
ランキング系*5題
1) 先月号で音楽情報サイト udiscovermusic.jp が<1976年に発売されたアルバム・ベスト60:50年前に生まれた多彩な名盤たちをランキング>という日本語記事を掲載したことをお伝えしました。同様のコンセプトで、2編の記事が公開されました。<1981年に発売されたアルバム・ベスト57選:45年前に生まれた多彩な名盤たち>では『Hard Promises』が50番目に、Stevie Nicksの『Bella Donna』が47番目に入りました。後者では”Stop Draggin’ My Heart Around”でのデュエットについても解説されていました。
<1991年に発売されたアルバム・ベスト50選:35年前に生まれた名盤たち>では『Into The Great Wide Open』が9番目に取り上げられました。
2) 音楽ブログサイト That Eric Alper では<20 Unsung Musical Geniuses Who Secretly Shaped The Sound Of Your Favorite Iconic Bands(あなたが大好きな象徴的なバンドのサウンドを陰で作った、日の当たらない音楽の天才たち)>というランキングが公開されました。特に順位はありませんでしたが、Benmont と Mike が個別に挙げられていました。
3) このコラムで毎月取り上げる Ultimate Classic Rock サイト(以下UCR)からは<Top 40 Albums of 1976(1976年のトップ・アルバム40枚)>という記事が掲載されました。このランキングでは TP&HB のデビュー・アルバムが7位に入りました。ちなみに1位から3位は、Stevie Wonder 『Songs in the Key of Life』、Eagles 『Hotel California』、Led Zeppelin『Presence』の順でした。
https://bit.ly/4cfciAe
4) 少し前の記事ですが、UCRには<20 Iconic Rock Songs and How Many Takes It Took to Record Them(象徴的なロック・ソング20曲と、レコーディングに要したテイク数)>というのもありました。1位として「約100回録った」”Refugee”がランクインし、レコーディングで行き詰った Mike がスタジオから逃げ出し、街から数日間離れたエピソードが紹介されています。
5) これまた大分前のUCR記事ですが、<Name That Music Video: Guess the Rock Song From One Freeze Frame(音楽ビデオのタイトルを当ててみよう:静止画からロック・ソングを考える)>という細かすぎる記事もありました。記事名の通り、プロモーション・ビデオでの静止画が表示され、「これは誰のビデオ?」という謎解きです。巨大な椅子に座り、お茶をすするアリス… という問いかけは、簡単ですね。”Don’t Come Around Here No More”でした。
[S]2026-2-11
「Norman’s Rare Guitars Documentary」感想
2024年に公開された「Norman’s Rare Guitars Documentary」を見る機会がありました。ロサンゼルスにある<Norman’s Rare Guitars>は世界で一番有名なギターショップと言っても過言ではないほどの存在です。一般人だけでなく数多くの有名ミュージシャンを顧客に抱える同店は音楽ファンにとっては観光名所のようになっていて、世界中から人々が訪れる、そんな場所です。
作品はオーナー Norman Harris 氏の人生を追いかけ、フロリダ出身であまり売れないミュージシャンだった彼が、家族の助けを受け、それまでに誰も考えつかなかった「オールド(ヴィンテージ)ギター」を商売にし、様々な苦労を重ねながら大成功してゆく軌跡を、数多くの写真や動画を使って我々に見せてくれます。登場するのは新旧従業員、友人・家族などに加えて、ミュージシャン Joe Bonamassa、Richie Sambora、Slash、Melissa Etheridge、Machine Gun Kelly、俳優でもある Kiefer Sutherland、さらに故人となってしまった Robbie Robertson、Taylor Hawkins がインタビューに応えていました。写真では Bob Dylan、George Harrison、Joni Mitchell、Edward Van Halen、John Fogerty、Del Shannon、Brian Setzer などなど、とても書ききれないほどのミュージシャンが映し出されます。おそらくですが、写真で登場するミュージシャンやグループは200組近くになるでしょうか。それだけの演奏家が訪れているわけですから、この店の価値がいかほどかはわかると思います。大好きなギターに囲まれ、手に取って触って、時には試奏やセッションまでさせてもらい、登場する全員が子どものような笑顔を見せているのが印象的でした。
さて、TP のことについても触れないと。彼は昔からお店の公式 YouTube チャンネルに度々登場していたので、使われた映像はその中からチョイスされたものだけでした。作品の制作開始が2019年なので仕方ないでしょう。一方、Mike は新しくインタビューが撮影されていましたが、子どものように嬉々としてお店の思い出を語っています。幸運にもこの作品を観ることができましたが、見終わって心に浮かんだのは「もっと多くの人に観てもらいたい」という思いです。商品としての販売は難しいかもしれませんが、ネットや小規模な映画館での上映は可能なのではないでしょうか。是非ぜひ実現して欲しいです。
追記:今年の2月6日にこの映画のYouTube公式チャンネルに「Tom Petty Story with Norman Harris [Story Time]」というタイトルの動画が投稿されました。内容は映画に使われなかった Norman の映像でバンド活動初期の TP との思い出を語っているものでした。
[T]2026-2-11

