Jul-2022(TP&HB)

MusiCares 授賞式での演奏

TP が2017年2月に<MusiCares Person of the Year>を受賞した式典で TP&HB が演奏した“Runinn’ Down A Dream”の映像がYouTubeにアップされました。コーラスを務めているのは The Bangles の3人。今までに観客が撮影した映像がアップされたことはありますが、今回のは複数のカメラによる撮影で場面の切り替えもあり、当日会場でスクリーンに流されたものではないかと思われます。出所など詳しいことは分かりません。TP の歌に若干不安定な部分もあったりしますが、演奏と会場の盛り上がりは最高です。ぜひ是非ご覧ください。

[T]2022-07-11

The Everly Brothers ベスト盤&イベント

The Everly Brothers のベスト盤『Hey Doll Baby』が発売され、全17曲の選曲を Adria Petty(Tomの長女)が手掛けました。意外な人選ですが、Tom が The Everly Brothers をこよなく愛したことから始まったプロジェクトとのことで、Adria は次のように語っています。

私の心の中で(The Everly Brothersは)特別な存在です、父がもっとも共感したロックンロールの先駆者だったからです。父のように、独自で断固たる存在でした。私が5歳の頃から(父は)彼らの音楽と物語への情熱を、私に言い聞かせてくれたのです。

https://www.broadwayworld.com/bwwmusic/article/The-Everly-Brothers-Hey-Doll-Baby-Compilation-Album-Marks-Final-Contribution-From-Don-Everly-20220629

アルバムの発売を祝い、6月19日午後4時(現地)からバーチャル・コンサート<Hey Doll Baby Virtual Festival: Celebrating The Lives & Music Of The Everly Brothers>が開催されました。様々なミュージシャンが彼らの曲を演奏した中に、Mike Campbell & Stan Lynch、さらに TP&HB の過去の映像も含まれていました。彼らの公式 YouTube チャンネルで配信されましたが、残念ながら現在は視聴不可。再公開を強く望みます。

TP&HBの映像は服装が1982年11月の仏TV番組<Houba Houba>のものと酷似しているので、同じ日に撮影されたものではないかと推察しています。演奏した曲は”Stories We Could Tell”。The Everly Brothers が1972年に発表したアルバムのタイトルトラック(作者は John Sebastian)。コンサートの最終盤(80分20秒過ぎ)に、1986年の<Hollywood Walk of Fame>授賞式での彼らとTPの映像が流された後に、TP&HBの映像が流されました。

Mike & Stan の演奏はコンサートの序盤。1本のマイクを挟んで右に Gibson Firebird を抱えた Mike、左に飲み物の入った瓶を手にした Stan が立ち、TP&HB 時代には耳にすることのなかったハーモニーを聞かせてくれました。演奏したのは TP&HB と同じ”Stories We Could Tell”。The Dirty Knobs のツアーに Stan が参加した際にアンコールで演奏されていましたが、その時に撮影された映像のようです。

[S/T]2022-07-11