TP&HB カヴァー*5題
1)Gov’t Mule がニューヨークシティでの2018年大晦日公演で“Runnin’ Down A Dream”をカヴァーしました。元 Black Crowes の Jackie Green がリード・ヴォーカルとギター・ソロを担当し、TP&HB のライヴ・ヴァージョンと同様のアレンジとなっていました。
2)Eddie Vedder がアリゾナ州テンピで行われた Innings Festival のヘッドライナーとして出演した3月3日の公演で”Wildflowers”をカヴァーしました。Pearl Jam のナンバー以外に数々のカヴァーがセットリストに組み込まれ、The Beatles “Something”、George Harrison “Isn’t It A Pity”、Bruce Springsteen “Open All Night”も披露されました。
3)ケンタッキー州出身のロックバンド My Morning Jacket のフロントマン、Jim James が“Breakdown”のカヴァーを公開しました。My Morning Jacket は2010年に TP&HB のオープニング・アクトを務めたことがあります。『The Best of Everything』の発表にあわせて公開されたもので、「彼は優しそうな人でした、一緒に音楽を作りたかったです。Tom、音楽をありがとう、私にとって一番好きな曲のトリビュート・バージョンです!」と熱いメッセージを記しています。その演奏ですが、シタールのような持続音をバックに熱唱するという、なかなか斬新なアレンジとなっています。
4)アーカンソー州を中心に活動するバンド The Libras が 3月9日に同州リトル ロック市で<Wilbury Roulette>というチャリティー・コンサートを行った模様。告知によると、Wilburys のカヴァーを披露した後、ルーレットを回し、そこで選ばれた Wilburys メンバーのセットを演奏する、という企画とのことです。現次点ではYouTube等での動画は確認できていません。
5)32年ぶりのスタジオ作『Psychedelic Country Soul』を2月15日にリリースした The Long Ryders。この新作に“Walls”のカヴァーが収録されています。80年代半ばにロサンゼルスで発生したペイズリー・アンダーグラウンドの個性的な存在で、90年代に生まれるオルタナカントリーの先駆者でもあった彼らが復活作で同曲をカヴァーしたのは、両者のファンとして感慨深いものがあります。オリジナルのフォークロック風味を残しながらも、彼らが得意とする<カントリーロック>に見事に仕上げています。なかなかの名カヴァー。是非お聞きください。
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Cardi B、グラミーのスピーチで Tomに感謝
ラップ界の新人アーティスト Cardi B が、2月19日のグラミー賞で Tom のことを語りました。アルバム『Invasion of Privacy』が最優秀ラップアルバムに選ばれ、その授賞スピーチで「花を贈ってくれた Tom に感謝します」と語りました。もちろんこれは事実ではなく、誰かが”Walls”の歌詞をメッセージカードに記して花を贈ったところ、本人はそれが Tom からだった、と誤解(あるいは豪語)したのが実際です。
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