サウンド・ミキサーが語るツアーの音作り

TP&HBのライヴのサウンド・ミキサーを務める Robert Scovill が自身の YouTube チャンネルに今回のツアーの準備からツアー中の様子を収めた動画を投稿しました。アップされているのは6月5日現在で6本。彼は昨年の Mudcrutch のツアーの際も同種の動画を21本上げていますが、今回はやや数が少ないです。

特にご紹介したいのは1本目の<Tour Prep for Tom Petty 40th Anniversary Tour with Robert Scovill>。ツアー開始110日前の2017年1月1日から始まるこの動画は2月の MusiCares Person of the Year の準備に始まり、3月のWarehouseでのリハーサル準備、4月初めのプロダクション用のリハーサルと音響関連機材の最終チェックまでを見ることができます。

珍しいのは、今回のツアーから使用されるライヴの音響面のメイン機材<ライヴ・コンソール / AVID Venue S6L>の操作画面を使って、TP&HBの音作りを詳細に解説してくれているところです。彼らのライヴの音がどのように作られているかをここまで細かく明かされるのはおそらく初めてです。また、43分40秒辺りのプロダクション・リハーサルでは本人たちの代わりに紙製の等身大パネルが使われ、ステージに摸したセットに置かれているのを見ることができます。これもかなりレアなシーンだと思います。是非ご覧ください。