1999年1月から2000年12月まで2年間にわたり実施した「Tom Petty and the Heartbreakers 日本公演実現キャンペーン」の経過・結果をご報告します。
※内容を再構成するにあたり、年毎にページを分けました。
Campaign Report – Part 4(2001)
Final Approach
集まった署名を TP&HB のマネジメント、および国内の関係先(プロモーター等)に届けるべく活動は続きます。
署名を届けるミッション(海外編)
1/31~2/4の日程でスタッフ4名がロスアンゼルスに行き、TP&HBのマネジメントおよびパブリシティを担当する会社に署名を届けて参りました。その際の レポートはこちら。ぜひご覧になってください。
署名を届けるミッション(国内編)
これまでも何度か関係先にアプローチしてきましたが、尽く反応は返ってきませんでした。キャンペーンを締めくくるため、これは外せないミッションでしたので時間をかけて慎重に動きました。
国内プロモーターへのアプローチ(報告) 2001. 9. 10
当初より、集めた署名はTP&HBのマネジメントと並行して、国内のプロモーターに届けるつもりでいました。署名は然るべき筋に直接手渡したい… そうする事によって、この大きな夢の実現へ、さらに一歩近づくのではという気持ちから、狭いコネクションを頼りに人づてに道筋を探してきました。2月のL.A.行きから約6ヶ月後の今夏、知人を介してある方と接触することができました。(その方は長い間、国内有数のプロモーション会社に所属し、No.2として活躍してこられた、業界では有名な方です。)
オフィスにお邪魔し、お話をさせて頂くと開口一番「いや~、Tom Petty は見てみたいね。Heartbreakers も一緒がイイね。格好良いバンドだからね」とのセリフ(思わず嬉しくなってしまいました)。1時間程かけてキャンペーンの主旨、活動の歴史や成果など説明をさせて頂き、同席していた同僚の方も加わって、昨今の業界の話題や我々のキャンペーンの実現性の有無などを話し合わせて頂きました。興行の世界で培われてきたお二人の豊富な経験に裏打ちされた知識や洞察力には、本当に感心するばかりでした。
「色々な面から考えても、やはり来日公演を実現できる力があるのはアソコしかないよ」「現状、ミュージシャン側がギャラや待遇面での要求を下げない限りは招聘する体力があるのはソコだけだろうね」… お二人の口から日本で一番有名なプロモーターの名前が上げられました。有難いことに、善は急げということで、その場ですぐに電話を掛けてくださる事になりました。
それから30分後… 結果から言うと「ダメ」でした。
先方は社内でも重要なポストにあり、招聘にも携わっている方です。こちらの説明を最後まで聞いてくださいましたが、「あくまでも個人的な意見なのだが、現状では Tom Petty を呼ぶことは難しいと思う。まずギャラの問題もあるし、新譜が発売された時期でもないので集客も困難だし…… 本国と日本との人気の格差もマイナスだと思う。我々の社としては手をださないだろう」 さらに「お会いして、期待を持たせてしまっては失礼なので、来て頂くことも避けて頂けないだろうか。勿論、署名もお預かりできない」という事でした。
こういう返答を予想していなかった訳ではないのですが、現実を突きつけられると、正直ショックでした。また、預かった署名を(アーティスト・サイドには届けることができたとはいえ、もう一方の目標である)国内のプロモーターに受け取ってもらえないとなると、署名を寄せてくださった方々に非常に申し訳ない気持ちです。
これで道は閉ざされてしまったのでしょうか。これまでの活動は全て無駄になってしまったのでしょうか。私達には簡単にそう結論付けることはできません。とはいえ、こうした様々な事を踏まえて、新たな方向性も考えなければいけません。この件に関しては暫く検討をさせて頂いた上で、改めてご報告させて頂きたいと思います。
署名キャンペーン終了へ (2001. 10. 10)
国内のプロモーターへの直接アプローチは上記報告の通りでしたが、そのままでは預かった署名が宙に浮いてしまうので、署名は郵送にて国内のプロモーター(4社を予定)に送ることになりました。
署名を郵送しました(報告) 2002. 1. 11
大変遅くなりましたが、昨日までに、お預かりした署名簿を国内関係先(プロモート会社 6社、レコード会社 1社)に郵送しました。
昨年、1社には直接的なアプローチを試みてあまり芳しい結果は得られず、署名も提出できていなかったので、再度のアプローチを検討していました。ただ、有効な手段を見出せぬまま時間が過ぎていき、署名受付終了から実に1年が経過しました。これも私たちの力不足に他ならないのですが、このままではいけないと考えて郵送することにしました。
この結果はどうなるかわかりませんが、TP&HB が再び動き出しそうな今年は新たなチャンスの年なのかもしれません。そのチャンスを逃さないように、さらに活動を続けていければと考えています。
これを以って署名キャンペーンは終了となりました。勿論、今後の成り行きを見守りつつ、目標実現のためにできることは続けて参ります。