Apr-2024(Related)

Widespread Panic、TP&HBを連日カヴァー

ジャム~ブルースロック・バンドの Widespread Panic が過去のコンサートで TP&HB ナンバーを披露してきたことは本メールマガジンでも度々取り上げてきました。先月22-24日にフロリダ州セント・オーガスティンで行った3夜連続公演では、22日に”Runnin’ Down A Dream“、23日に”Honey Bee“、24日に”Room at the Top“を演奏しました。

Beck、来日公演であの曲を演奏

4月6日、東京で一夜限りの来日公演を行った Beck。六本木Exシアターという小規模会場で、アコースティック・ライヴを2セット行う異例の形でした。その第1セットで披露されたのが “Asshole“… ご存じの通り、TP&HBが『She’s the One』でカヴァーしたナンバーです。Beck がこの曲を演奏したのは2019年以来で、今回の2セット目は全く違うセットリストでしたから、第1セットで聴けたBeck+TP&HBファンは相当ラッキーだったと思います。

Kimmie Rhodes が Tom のいない世界を歌う

ミュージシャン/ソングライター/劇作家/作家として40年以上のキャリアがある Kimmie Rhodes が19枚目のソロアルバム『Hypnotized』を発売しました。この中に”No Tom Petty“という曲が収録されていて、彼女の YouTube チャンネルに公式音源がアップされています。

ハーモニカと12弦ギターに彩られゆったりしたテンポが優しい感じに聞こえる曲ですが、歌詞は世界に溢れる悲しいニュースを憂い、それは本当のことなのかフェイクなのかと悩み、「私たちは Tom Petty のいない世界に住んでいる、世界はもうすっかり悪いことに満ちている」「George Harrison も John Lennon も David Bowie もいないし Buddy Holly の姿も見えない」と嘆き、「どこへ行こう、ここからどこへ」と綴られています。

彼女は2013年に発表したアルバム『Covers』で”Southern Accents“をピアノがメインのアレンジで切なげに歌っていました。このヴァージョンは胸に刺さりましたが、今作はそれ以上に悲しく重く心を揺さぶります。