『Long After Dark (Deluxe Edition)』続報
前月のメルマガ配信以降の情報です。11月16日に”Never Be You”のミュージックビデオが公開。監督とアニメーションを手掛けたのは Jeff Scher。彼は2022年の『Live at the Fillmore 1997』発売時に制作された”Call Me the Breeze”のビデオでも監督・アニメーターを務めていました。
29日には「Heartbreakers Beach Party」に使われなかった Cameron Croweがリムジンの中で TPにインタビューする動画が公開になりました。こちらは後のコーナーに翻訳を掲載しましたので是非お読みください。
雑誌への掲載情報は以下のとおり。Webマガジン<Rock CELLAR>の最新号に Mike、Benmont、Stan へのインタビューをまとめた記事「‘Long After Dark’: Tom Petty & the Heartbreakers’ 1982 LP Revisited」が掲載。長文ですが、かなり面白い内容です。
<MOJO>2024年12月号の54-61ページに「BETWEEN TWO WORLDS」と題する記事が掲載。こちらにも Stan のインタビューが使われています。中身的には過去の雑誌の記事からの掘り起こし、「Petty: The Biography」「Conversations With Tom Petty」の引用も多いですが、新たな情報も盛り込まれていて読み応えのあるものでした。
[T]2024-12-11
公式海賊盤が発売に!
11月19日、Tom Petty Estate が公式サイトで「11月29日に『Live in Edinburgh 1982: The Gennaro Tapes』というタイトルの<公式海賊盤>をリリースする」と告知しました。
<公式海賊盤>といえば1977年の『Official Live ‘Leg』が有名ですが、今回のはこれとは全く別物で、82年12月9日にスコットランドの首都エジンバラに現在もある約3,000人収容の<Edinburgh Playhouse>で行われた公演の音源をアナログ3枚に収めたものです。発売元はJack White と彼の甥でドラマーの Ben Blackwell が経営する<Third Man Records>。
仕様は3種類、中身の違いはなく盤面の色が異なるだけです。Tom Petty Store 限定販売のターコイズは22日に完売、Third Man Records 限定のマルーン・リバース・スプラッターも12月初めに完売、限られた小売店だけで購入可能なオレンジ・ウィスプも売り切れています。デジタル版のリリース予定は(今のところ)無いようなので聞くのはかなり難しい状況です。
YouTube にプロモーション映像が2本アップされています。(プレオーダー時のもの)(ターコイズは既に完売の告知版)両方とも”Change Of Heart”がバックに流れますので、アルバムの雰囲気を少しでも感じられる(かな?)と思います。映像はよく見るとなぜか左右反転している部分が何か所かあります。TP、Howieのギターのネックが左利き用と同じく本人の体の右側に出ていますし、Stann のドラムスティックの持ち方も逆です。時間のある方は間違い探しをしてみてください。
アナログ盤3枚に収録されているのは20曲。カヴァーが5曲で残りはオリジナル。当時の最新作だった『Long After Dark』からは4曲演奏されています。音源は音響スタッフだった Gennaro Rippo がサウンドボードから直接カセットに録音しそのままになっていたものを数年前に Bugs Weidel が見つけ出し、今回のアナログ化につながったようです。同日の海賊盤を持っているので久しぶりに聞いてみましたが、ツアー終盤にも関わらずパワー全開の演奏をしていて見事なライヴでした。ただし、多くのファンが聞けないというのは本当に悲しいことです。もう少し外国のファンの存在も念頭に置いて音源のリリースをして欲しいと強く願うばかりです。
[T]2024-12-11
Tom にゆかりの場所を紹介
フロリダ時代の Tom ゆかりの場所を紹介するサイト、Tom Petty Trail が今年1月に立ち上がり、コンテンツが日々増えています。もともとは管理人の Shawn Murphy 氏が個人的な記録としてサイトを細々と始めたものでしたが、ファンクラブ Tom Petty Nation からの反響が凄まじくそのつながりを通じて情報満載のサイトに発展していきました。
ゲインズヴィルの地元紙 Gainesville Sun が掲載した Shawn へのインタビューによると、彼は58歳でジャーナリズムを教えていた元大学教授です。サイトの立ち上げと並行してがんの手術を受け、気分を和らげるためにもサイト作りに没頭したエピソードが紹介されています。(気になって調べてみたところ、同姓同名の方がニューヨーク州立大学プラッツバーグ校に勤めていました。)
[S]2024-12-11