May-2024(Media)

ランキング系*7題

1)American Songwriter サイトが公開したランキングは<Ranking the 5 Best Songs on the Late-Period Tom Petty Album ‘Highway Companion’(Tom Pettyの後期作『Highway Companion』から上位5曲ランキング)>。1位から5位まで “Damaged by Love”、”Saving Grace”、”Square One”、”Down South”、”Ankle Deep”の順番でした。


2)フロリダ州のラジオ局98.7 Shark のサイトに<’Full Moon Fever’: Every Song Ranked(『Full Moon Fever』全曲ランキング)>という記事が発表されました。全12曲のうち1位から3位は “Runnin’ Down A Dream”、”I Won’t Back Down”、”Free Fallin'”という順位、12位は”Alright For Now”でした。


3)再び 98.7 Shark で<10 Best Rock Songs About Weed(大麻に関するロック・ソング・ベスト10)>というランキングがあり、”You Don’t Know How It Feels”が4位にランクインしました。歌詞に”Let’s roll another joint”というフレーズがあることから、この類のランキングでは常連曲となっています。


4)このコーナーではお馴染みの Ultimate Classic Rock(以下UCR)サイトにも相変わらずランキング記事がたくさん出ていました。<Rock’s 20 Best Backing Vocalists(ロック界のバック・ヴォーカリスト・ベスト20)>では Benmont Tench、Howie Epstein、Stan Lynch が連名で8位にランクイン。ひねりの効いたランキングで、1位は Merry Clayton(The Rolling Stones “Gimme Shelter”など諸々)、2位は Michael McDonald(同じく諸々)、
3位は Brian Mayと Roger Taylor (Queen)でした。


5)次も UCR からで<Shelved Songs: 22 Tracks That Took Years to Be Completed(棚上げになった曲たち:完成に何年もかかった22曲)>というコラムが発表され、TP&HB は Mudcrutch 時代の曲だった”Don’t Do Me Like That”が21位にランクインしました。なお、1位 はAerosmith “Dream On”で、Steven Tyler が17~18歳頃に作曲したものの発表されたのはその4年後だったそうです。


6)UCR には<Top 50 Songs That Tell A Story(物語を語る曲トップ50)>というランキングも公開されました。7位に”Into the Great Wide Open”、9位に Traveling Wilburys の”Tweeter and the Monkey Man”がランクインしていました。なお、1位は Bob Dylan の”Hurricane”でした。


7)UCR からさらにもう1つ、<26 Paintings That Became Album Covers (アルバム・カヴァーになった26の絵画)>というコラムがありました。順位は特にありませんが、TP&HBからは『Southern Accents』と『Into the Great Wide Open』が選出されました。

Fleetwood Mac での Mike の役割

Fleetwood Mac に Mike Campbell とともに加入した Neil Finn がイギリスの音楽誌 Mojo に掲載された最新インタビューで Lindsey Buckingham 脱退後の状況について語っていました。「最近は誰が Fleetwood Mac を運営しているのか?」というインタビュアーの問いに対して、Neil は次のように答えています。

「今は(バンドが)存在していないけど、僕がいたときには Mick (Fleetwood) が旗を振っていた。彼はいつも拠り所だったから。でも、色々な意味で Stevie (Nicks) がリーダーだったんだ、Stevie は彼女が望むように欲しがっていたし、そういうものだから。Stevie は Lindsey と一緒のバンドでいることに耐えられなかったけど、(Lindsey が)演ったように(Neil と Mike に演奏)して欲しかったんだ。Mike の方が大変だったと思うよ。Stevie は僕との間では満足してたけど、Mike には Lindsey っぽくなるよう、すごくプレッシャーをかけてたからね。Mike のソロが長くなることもあったけど、Stevie はタンバリンを叩くのに疲れちゃうんだ。「やめてよ、Lindsey は12小節しか弾かなかったのに!」ってね。