Campaign としての Convention

Heartbreaker’s Japan Party Convention の開催(2002年9月15日)に際して、今一度、キャンペーンのことを考えてみました。(今(=2021年)見ると青い、ですね。)

コンベンション開催に寄せる思い

今現在、私たちは約一ヶ月後に開催される<HBJP コンベンション>の準備に追われています。こちらがコンベンションに集中するほどに、一体キャンペーンはどうなったんだ?とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

そもそも「HBJP コンベンションはキャンペーンなのか?」という疑問がありましょう。 一般的にイベント=お楽しみという図式が浮かびます。TP&HB ファン同士の交流を深め、彼らの素晴らしさを共有するための集まり、楽しければそれで十分なのだという気はします。とはいえ、コンベンションの企画を始めた当初から、これはキャンペーンの一環と考えていたことなので、その辺りの想いも表現しなくてはいけませんね。

私たちは約3年半前に署名集めという形でキャンペーンを始めました。それはファンの声を集める手段としては最も有効な形だったと思っています。ただし、同時にかなりの消耗戦でもあったので2年間の署名集めを終えた時、さらなる活動を続けるのは難しく思えました。正直にいうと、これ以上に有効な手段は見つからないだろうと思ったりもします。

その後、残念ながら事は芳しく進まず、状況は変わっていません。私たち一ファンにできるのはここまでなのでしょうか?これで終りなのでしょうか??

そもそもキャンペーンとは何か… キャンペーンにはいろいろな形があるのでしょうが、私たちの場合は「ある夢を実現するための活動」です。つまり、意志を持って目標実現のために何かをすることなのではないかと思います。そこには大きいことも小さいことも(派手なことも地味なことも、面白いこともつまらないことも…)あるでしょう。とはいえ、「想いを様々な手段で訴え主張し続ける」… という部分は常に共通なのです。これがキャンペーンの基本形だとしたら、私たちにもまだできることはありそうです。

例え小さなことでも声に出さないよりはマシなのではないでしょうか。事ある毎に(諦めの悪い)ファンが声をあげ続けたら… 少しは彼らも日本に対するある種の認識を持ってくれるかもしれないし、それが転じて何かが起こるかもしれない。それを期待して何が悪いのでしょう(決して開き直りじゃありませんよ)。

そう、今現在、賛同してくれる人々とできることをすれば良いのです。幸いなことに、日本には変わらず TP&HB のライヴを観たいと熱望しているファンがいます。今回のコンベンションを通して、私たちは TP&HB と彼らの音楽が大好きで、来日公演を熱望しているのだということをアピールすることは可能だと思っています。

その第一弾として、今月初め、East End Management (TP&HBのマネジメント会社)の担当者である Mary にメールを出しました。このコンベンションの開催を伝え、また当日の様子を記録する予定なので、マネジメントと TP&HB にも見てもらいたいというお願いをしました。Mary からは「good luck on your event… it sounds like fun」 「We would love any record of it that you are able to make 」という返事を頂きました。

コンベンションの様子は可能な限りビデオ、写真に収める予定です。さらに、当日集まったファンのみなさんには TP&HB に対するメッセージを寄せて頂きたいと思っています。短いもので良いので是非ともメッセージを用意して来てくださいね。

それらを編集して、日本で開催されたイベントの報告として TP&HB の元に送ります。日本ではこんなに素敵なイベントが開催された(しかも大盛況のうちに… 多分)ということを TP&HB に知らせたいではありませんか。TP&HB たちはそれを見てどう思うのでしょう??

そんなことを少しずつ続けられたらと思っています。

(2002.8.10)