The Dirty Knobs、2nd アルバム発売
Mike Campbell & the Dirty Knobs の新譜『External Combustion』が発売されました。前作は Chris Stapleton、George Drakoulias との共作曲がありましたが、今回は収録された11曲すべてを Mike が1人で書いています。彼らしいキャッチーで美しいメロディが多く、TP&HB のアルバムに収められたらハマっただろうなと個人的に思うような曲もありました。ソングライターとしての魅力だけではなく、70歳を過ぎてもまったく枯れることのないギタープレイも聴きどころで、リフ、バッキング、ソロの全部が「お見事」の一言につきます。
曲作りやギタープレイに比してあまり評価が高くない Mike のヴォーカルですが、歌い続けてきたためか、声も若干太くなり、節回しやヴィヴラートなどの細かいテクニックも上達したような気がします。何より、共同プロデューサーの George Drakoulias はじめ主なスタッフが前作と同じで、とてもリラックスして歌えているようです。今後への期待も込めてファンとして楽しみが増えたのではないでしょうか。盟友の Benmont Tench は今回もピアノでの参加。バンドと共にご機嫌な boogie-woogie を演奏しています。
アルバムは CD、デジタル音源、アナログ盤の3フォーマットでの発売でしたが、同時に注文したアナログ盤はまだ手元に届いていません（到着日未定）。
なお、アルバム発表に合わせて組まれていたツアーのスケジュールに変更が発生しています。スタッフの新型コロナウイルス感染のため、初日（3月9日）のタンパと続くゲインズヴィル2公演が延期になり、スタートは15日のナッシュヴィルからとなりました。健康に気をつけて最終公演まで乗り切って欲しいと願うばかりです。
［T］ 2022-03-11
Benmont、Eddie Vedder のコンサートに飛び入り参加
全米ツアー中の Eddie Vedder（Pearl Jam）が TP&HB “Room at the Top”を取り上げていることは前号でお伝えしましたが、ロサンゼルス公演（2月25日、YouTube Theater）では、本家の Benmont がゲスト参加し、TP&HBナンバーを演奏しました。コンサート2曲目の“Room at the Top”ではギター・ ソロの部分でオルガンソロを弾き、終盤にも登場して Eddie のソロ作品や Pearl Jam の名曲”Better Man”を演奏。さらにアンコールでは“The Waiting” 、”Isn’t It A Pity”（George Harrison カヴァー）まで披露しました。
なお、この日は Stewart Copeland（The Police）もゲスト参加し、ただでさえ豪華なコンサートに華を添えました。
［S］ 2022-03-11
Steve、John Mayer 全米ツアー参加、しかし…
Steve Ferrone が参加する John Mayer の全米ツアーが、2月17日のニューヨーク州アルバニーからスタート。18日のフィラデルフィア、20日のニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデン（MSG）と連日 SNS などを賑わせました。
Eric Clapton 時代の盟友 Greg Phillingaines（key）に加えて、Pino Palladino（b）、Lenny Castro（perc）など超一流ミュージシャンによるツアーバンドにも注目が集まります。Steve のドラムスは大口径と小口径のセットが90度（観客に向かって大口径が正面、小口径が右側）に配置されたユニークなものでした。
そんな中、21日の昼に Steve が新型コロナウイルス陽性となったことが公表されました。同日夜のMSG2日目はどうなるのかと思いきや、John はセット内容を急遽変更してドラムレスのアコースティック中心の編成とし、終盤にドラムの代役として Questlove（The Roots, The Tonight Show with Jimmy Fallon）が数曲参加してコンサートを決行。なお、アコースティックセットでは“Free Fallin'”がデュオで演奏され、大合唱となりました。
続く23日のワシントンDC公演では、昔のツアードラマー、J.J. Johnson (Derek Trucks Band, Gary Clark Jr.）を呼び寄せ、彼が参加当時のナンバー主体のライヴを披露し、Steve 復帰までその編成をとることを公表しました。
しかし、話はここでは終わりませんでした。コロナ感染はさらに拡大し、John 本人まで感染してしまい、一部日程が延期となりました（3月11日ラスベガス公演から復帰予定）。Eric Clapton のナンバーが登場するのでは…と密かに期待していますが、今のところ演奏はされていません。
［S］ 2022-03-11
Steve、Facebook への投稿を再開
感染後の状況が心配された Steve ですが、日本時間3月9日に Tom Petty Radio の番組「The New Guy Show with Steve Ferrone」の Facebook ページに投稿があり、「聖パトリックの日」にちなんだ（かなりゆるい）写真がアップされました。
そして、翌3月10日には、コロナからの無事回復を伝える投稿もありました。3月11日のラスベガス公演からツアー復帰（再開）とのことです。
［S］ 2022-03-11
