Mar-2019(TP&HB)

ベスト盤『The Best of Everything』発売

レーベルの垣根を越えて40年に亘る Tom Petty のキャリア全般から選曲された『The Best of Everything』が 3月1日に発売されました。収録されているのは既発表36、未発表1、別ヴァージョン1の計38曲。既発表曲の内訳はTP&HB 名義が23曲で、アルバムとしては『Damn The Torpedoes』から最も多い4曲が収録されています。ソロ作からは8曲で、『Full Moon Fever』『Wildflowers』から3曲ずつ、『Highway Companion』から2曲。残り5曲は Mudcrutch『1』から1曲、『2』から3曲と Stevie Nicks との共演1曲です。

発売されたメディアは、CDは2枚組の1種類、アナログは4枚組で通常版と2000枚限定のクリアヴィニール仕様版の2種類。デジタルダウンロードもあります。

今作は国内盤も同日にリリースされています。英文ライナーの翻訳および歌詞の対訳付きでSHM-CD仕様です。歌詞については今回新たに訳されたもの以外は初回CD化の際の流用が多いです。 

印象的なジャケット写真は長年ニューヨークで活動している写真家 Allan Tannenbaum が1977年に St. Moritz Hotel で撮影したものが使われています。

2月14日にはアルバムに収められた未発表曲“For Real”のオーディオトラックが YouTube で公開されました。映像を監督したのは長女の Adria Petty。Rolling Stone サイトによると、曲は 2000年8月に TP&HB のベスト盤『Anthology: Through The Years』に”Surrender”を収録するために行われたセッションで録音され、発表されなかったものとのことです。

3月1日には<Tom Petty Radio>の特別回として Sirius XM で約2時間の番組「The Best of Everything Special」が放送されました。司会は David Fricke。メインゲストは Adria。他にも次女の AnnaKim、Benmont Tench、Ron Blair、Tom Leadon、Alan “Bugs” Widel、George Drakoulias、Jim Scott、さらに TP の弟 Bruce Petty も登場し、収録曲についての思い出や逸話を語っていました。

また、LA TimesBillboardVariety などの各サイトの記事でも取り上げられています。Mike や Benmont の言葉を読むと感慨深いです。よろしければご覧ください。

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Stevie Nicks ベスト盤に TP&HB

Stevie Nicks の約40年に亘るソロキャリアを総括したベスト盤『Stand Back』が発売されます。フォーマットは3種類。1CD版が3月29日、3CD版が4月19日、6LP版は6月28日にリリースされる予定です。

そのうち3CDと6LPには TP&HB 関連の曲が多く収録されています。ヒット曲”Stop Draggin’ My Heart Around”はもちろん、TPが作詞作曲しTP&HB がバックを務めた”I Will Run To You”、Mike と Stevie の共作”Blue Denim” “For What It’s Worth”、TP の前妻 Jane との会話からヒントを得て書かれた”Edge of Seventeen”、『Pack Up The lantation Live!』に収められていた”Needles and Pins”まで収録されています。Stevie のキャリアを振り返るには良いアルバムですので是非お聞きください。

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Warner Bros. 60周年記念アルバムに TP の曲

昨年、創設60周年を迎えた Warner Brothers Records。音楽史に残る数多くのアルバムやミュージシャンを送り出してきました。記念して制作された2枚組のアナログ盤『Fire In The Sky: Rockin’ On』に TPのソロ”You Wreck Me”が収録されています。TP(TP&HB)が Warner Brothers に所属していたのは10年にも満たない期間でしたが、Grateful Dead、Deep Purple、Fleetwood Mac など、この名門レーベルを代表したバンドと共に同じアルバムに選ばれているのはファンとして誇らしいです。

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